2024.10.20 『ダンダダン』が面白い
今期のアニメで観ているのは今のところ2作品。 NHKの『チ。〜地球の運動について〜』とTBSの『ダンダダン』。 どちらも話題になっていた漫画で、アニメ化が期待されていた作品のようだけど、漫画を読まないぼくとしては、内容については『王様のブランチ』で紹介された程度しか知らない状態で見始めた。 2作品ともまだ第3話までなので、これからどう展開していくのか想像もできない。 『チ。〜地球の運動について〜』は今のところ地動説が異端として取り締まりにあい、改心しない者を粛清する時代背景が描かれていて、ちょっと暗い内容。 それに反して『ダンダダン』の方は第1話から怒濤の展開で、明るいアニメらしさが全開の内容。 どちらも作画が綺麗で丁寧なので、観ているだけでも参考になる点が多い。 特にキャラクターの顔は『ダンダダン』のデザインが最高に好み。 『葬送のフリーレン』のキャラクターデザインも良いと思ったけど、それ以上に『ダンダダン』の方が好きだな。 そして内容がぶっ飛んでる。 幽霊好きのアクティブ女子とUFOを信じる気弱男子が、非日常の世界でどんな騒動に巻き込まれていくのか、先が気になるし、何が起きても不思議ではない設定の為、奇想天外を期待してしまう。 第2話の演出が特に良かった。 結界を張った神社に侵入してきた宇宙人に対し、幽霊に憑依された男子が、女子の超能力を助けに闘うシーンがモノクロ調で、異空間での闘いが上手く表現されていた。 闘いに勝利して元の空間に戻った時にカラーになることで、妙なカタルシスを感じる演出は見事だったな。 久々に次の週が待ち遠しいアニメです。
2024.10.07 ネットワークプリント
新しいことを試みるのは、面倒臭かったり上手くできるかという不安だったりで、ちょっと勇気がいる。 でも試してみれば画期的なことも多い。 新しい技術やサービスには慎重な性格なので、思い返してみたらケータイ電話を持ったのも、周りから見たらかなり遅い方だった。 仕事上で常に不安に思っていたことの1つに、プリンターの問題があった。 インクノズルの目詰まり解消に、ユーティリティでチェックしてクリーンアップするのに、上手く色が出なかったり、微妙な色ずれが気になったりして、仕事に使うのは不安だった。 年賀状とか似顔絵のサンプル作りとかなら許せても、仕事上では考えてしまう。 新しいプリンターを買うほどの仕事量ではないし、例えばA3サイズのような大きな用紙は、それなりの値段がするのも辛い。 知り合いの結婚祝に描いたウエディングボードをプリントアウトした時、色ムラが気になって何度もプリントを繰り返したことがあった。 コンビニでプリントができることは以前から知ってはいたけど、なんとか家のプリンターでやり過ごしてきた。 昨日、急に不安が強くなって、ネットで「コンビニでプリント」を調べてみた。 登録不要でネットからプリントができるというから、試してみた。 jpgのデータを使って「画像ファイル」で出力してみたんだけど、どうしても拡大になってしまう。 原寸で欲しいのに。 しかもjpgだから罫線は滲むしぼやっとした印象。 これなら家のプリンターの方が良い。 もう一度ネットで「コンビニプリント
原寸」と探したら、pdfデータで「文書ファイル」でやると良いことが分った。 その通りのデータを作って、いざコンビニへ。 すると輪郭クッキリ、色合いバッチリの最高の出来。 これならどんな仕事でも大丈夫だと思える出力結果に軽く感動。 もうプリンターも用紙も買い替える必要はないとも思えた。 もっと早く試してみるべきだったなぁ。
2024.10.01 人物を丁寧に描いた『虎に翼』
数え上げたらキリがないくらい感心することの多いドラマだった。 斬新な試みは幾つかあって、ドラマの内容としては難しい問題にも関わってきた。 法曹界が舞台の、しかも女性がまだ弱い立場の時代なので、ストーリー自体が多難な内容なのはあたりまえ。 戦中・戦後の混乱もあり、登場する人物は様々な悩みや苦労を抱えている。 相続問題、戦争孤児の問題、少年法改正、尊属殺人など堅い話ばかりかと思いきや、「そう来るか!」と思うような意外な、そして笑える展開に心が踊った回が何度もあった。 演出的にも斬新さは目立っていた。 それはエキストラの扱い方だ。 ぼくもエキストラの会社に所属していたので、ドラマや映画ではどうしても背景の人々に目がいってしまう。 モブ・シーンでもこのドラマは、ひとりひとりに「人生」を感じさせる演出をしているように見えた。 第5話の時の話は(2024.4.12)に書いた。 笑わせる意外な展開の例では、父親の最期の場面と思っていたら、父の懺悔のオンパレードの第43話(2024.6.1)。 時代的に同じ世界線ということで登場した茨田りつ子の『ブギウギ』とのコラボの第65話(2024.7.01)もあった。 レコーダーの機能で「毎日録画」の設定をしているので、見終わったら削除しているんだけど、5話と43話と最終話は今も削除していない。 そして主題歌の「さよーならまたいつか」(米津玄師)の2番の歌詞が、物語後半の状況にピッタリだったこと。 『あまちゃん』の時の「じぇじぇじぇ」のような、登場人物の決めゼリフ(?)も健在で、寅子の「はて?」や航一の「なるほど」、山田よねの「アホか!」の他にも、直道の「その方がイイ!」「俺には解る」の言い方が好きだった。 最終回で寅子と航一がセリフを反転させていたのが粋だった。 とにかく、このドラマは登場するキャラクターだけでなく、エキストラに至るまでの「人物」を丁寧に描いた素晴らしい作品だったと思う。 最終回が始まって5分経っても主題歌のアニメーションにならないのを見て「これはラストに主題歌を持ってきて、最期に寅子がサヨーナラマタイツカと歌うんだな」と気付いたら、正にその通りになった。 『鎌倉殿の13人』でナレーションの長澤まさみが、最後の方でちょっとだけ出演したように、是非とも尾野真千子も出てきて欲しかったな。 ドラマが終わってしまった今、ちょっとロス気味です。
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