Column (3月) 


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2023.3.22 出来過ぎのWBC日本優勝劇

こういう世界大会しかスポーツは観ないんだけど、この1ヶ月は全試合を観続けた。 毎回、選手のキャラクターやドラマティックな展開があって、素晴らしい感動をもらった。 テレビドラマの方では、『ゴースト/ニューヨークの幻』や『ダイハード』『24-Twenty Four-』や『Mr.&Mrs.スミス』に似たような設定のものが何故か今に作られて、なんとなく新鮮味がない。 そんな中、今回のWBCは見応えがある最高のエンターテイメントだったと思う。 7試合の大半が先取点を奪われての逆転劇だったことが、ラストのカタルシスを大きいものにしていた。 マンガやアニメにしても良いくらいのキャラクターが豊富で、しかもそれぞれのバックボーンが多彩。 まずはラーズ・ヌートバーの陽気さと例の「ペッパーミル」の大流行。 右手小指の骨折にもかかわらず「源田の1mm」で危機を回避したシーン。 打って欲しい時に必ず打ってくれる吉田正尚。 不調が続いた村神様の復活ホームラン。 ダルビッシュをはじめとする投手陣の活躍。 対戦相手にもキャラはたくさんいた。 160kmの豪速球を膝にくらっても気丈に試合に復帰したチェコの選手に、謝罪に行った佐々木朗希との「チェコにチョコ」エピソード。 岡本和真のホームランをジャンプで捕ったメキシコのアロザレーナ選手など、ライバル・キャラもいっぱい。 でもなんと言っても圧巻はMVPを獲った大谷翔平の存在だろう。 彼の登板からスタートした大会の、最後のイニングが彼の投球で、しかも相手はエンゼルスの同僚トラウト選手。 こんな筋書きは、もうマンガみたいに出来過ぎだ。 7話の上質な連ドラを観終わった気分。 あー面白かった!

2023.3.09 AIが仕事を奪う?

AIがいろんな分野に活用されている。 を作ったりイラストを作成したり、小説まで書いてしまうと、それらの専門家には脅威になるんだろうか? こういう懸念はだいぶ前から起こっていた事だ。 ぼくが初めてこの懸念を感じたのが、ハリウッド映画『バットマン』のニュースだった。 CG技術が進歩して、バットマンがビルの屋上から飛び下り、地上に着地した後に道路を歩いていくと言うシーンをCGで作ったが、この歩くシーンに俳優が意義をとなえたというニュース。 今ではオバマ元大統領やゼレンスキー大統領が、本当に喋っているかのようなディープ・フェイク動画も作れてしまう時代。 ディープ・ラーニングで大量のデータを入力すれば、俳優の仕事なんてなくなってしまう可能性すらある。 ハリ−ポッターの新作としてAIが書いた『ハリ− ポッターと山盛りの灰のようなものの肖像』が話題になった。 ネットを覗けばイラスト、小説、作曲などをやってくれるサイトがたくさんある。 学生などが学校の課題や論文なんかを、こういうサイトを利用して作って提出なんてこともあるらしい。 でもAIで作ったものを見破るアプリもあるというから思いは複雑だ。 似顔絵なんてAIにとっては簡単なタスクなんだろうな。 「手塚治虫風タッチの大谷翔平の似顔絵」とか、数秒で出来ちゃうんだろう。 そう思うと2Dの仕事より立体物の仕事の方が生き残れるかも知れない。 今後はもっと立体造型に力を入れようかな?

2023.3.01 インバウンドの日本食体験に興味深々

東京オリンピックの時に選手村の食堂が話題になって、日本食に対する外国人の反応に惹かれてたくさんの動画を観た。 それ以来、時間がある時はYou Tubeでその方面の動画をよく観ている。 ぼくがよく観るのは、陽気な関西女性がホストを務める「momoka japan」というチャンネルと、男性がアテンドする「日本食冒険記」というチャンネル。 他にも外国人の女性がやってるものや、韓国人男性がやってるものなど、同じような傾向の動画もあるけど、先きに上げた2つのチャンネルは、登録こそしてないけどよく観ている。 「momoka japan」は、お笑いの「かつみさゆり」のさゆりさんみたいな声でテンション高く日本食を紹介している。 「日本食冒険記」の男性はアナウンサーのように聞きやすい声で紳士的。 高級寿司やすき焼き、鰻や刺身などの美味しさに外人がビックリするのも楽しいんだけど、個人的には日本人が普段食べているカツ丼やオムライスに見せる反応の方が興味がある。 どちらのチャンネルも、お互いに意識しているのか、梅酒や銀杏の素揚げなどメニューが被ることもしばしば。 外人が食べた後のリアクションは、女性よりも男性の方が面白い。 「ワーオ!」「オーマイガー!」がよく飛び出てくる。 和牛の握り寿司に感動した男性が、その場でママに電話かけて報告してるのには笑った。 外国の女性は美味しいものを食べた時に、国に関係なく同じ動作をするんだね。 目をつぶって体を揺する(音楽に身を任せるように)のは、海外では共通みたいだ。 彼らが日本をリスペクトする理由に、ゴミ箱がないのに街がキレイとか、電車内が静かだとか、治安が良いとか、同じコメントが多いけど、それが真っ先に驚く文化の違いなんだろう。 日本人に対しては「優しい」「礼儀正しい」と口を揃える。 ただ、ルールが多過ぎることがウイークポイントみたいだ。 日本のコンビニに感動する人が多いのも共通していて興味深い。