2021.11.25 『東京ラブ・ストーリー 2020』
1991年の放送はリアルタイムでは観ていなかった。 再放送を観てハマったのを覚えている。 29年ぶりの2020年に、配信ドラマとしてリメイクされた現代版が、先月から深夜に放送されている。 リカ役は鈴木保奈美から石橋静河になり、カンチ役は織田裕二から伊藤健太郎になった。 ストーリーの骨格は同じだけど、スマホやSNSが要所要所に使われていて現代風にアレンジされている。 旧作と比較して観てしまわないように心掛けてはいるんだけど、どうしても前作が気になってしまう。 現代版は登場人物をより丁寧に描いていて、ともすると深刻になり過ぎな印象がある。 そう言う意味では現代版の方が柴門ふみの原作に近いのかも知れない。 旧作は、主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」の大ヒットと、ポップな演出の月9ドラマが話題になり、次回が待ち遠しい作品だった。 その一因が、連ドラ・デビュー作だった坂元裕二の脚本だろう。 現代版が若者のリアルを描いたドラマとするなら、旧作は寓話的なシャレた会話の数々だった。 今でも覚えているセリフがある。 ロスの転勤話が浮上したリカに、カンチがそれを止めずに口論となり、膠着状態となる2人。 仲直りに出勤前の屋上で久しぶりに会ったカンチにリカが言う「トホホだよ、カンチがいなくちゃ」 「トホホ」というワードを引っぱりだしてきたセンスが凄く上手いと思った。 やっぱり旧作は連ドラの金字塔だよ。
2021.11.17 鈴木伸之だらけのドラマ界
同時期に複数のドラマに出演することを「作品を縫う」と言うらしい。 売れてる間にドンドン出演させて、知名度を上げたい事務所の方針なんだろうか、あっちにもこっちにも出ていて、役柄がこんがらがることがある。 田中圭がそうで、ドラマ『ナイト・ドクター』が終わるとすぐ『らせんの迷宮』に主演して、さらに映画が公開となった『そして、バトンは渡された』のPRで、様々な番組に出演していたし、これから公開される『あなたの番です
劇場版』も控えていて、テレビで見ない日がない。 若手の注目株なのか鈴木伸之もいろんな作品に同時に出てる。 『ラジエーション・ハウス』『恋です!
ヤンキー君と白杖ガール』『お茶にごす』に出演中。 『ボクの殺意が恋をした』が終わってすぐだから、ずっと出てる感じ。 ぼくが彼の存在を認識したのは、2014年のTBSドラマ『ルーズベルト・ゲーム』だった。 敵チームのピッチャーで、憎たらしい役を見事に演じて、印象に残った。 当時、似顔絵の現場のお客さんで、彼に似た人が来た時「お客さん、あの俳優に似てますね」といって、その場で画像検索した覚えがある。 7年前だから、今の活躍はコツコツ下積みを続けてきた結果かな。 『今日から俺は』もそうだけど、強面ヤンキー系の役が多いね。 女性で最近よく見るのが倉科カナ。
2021.11.11 ビッグボス・新庄野球にワクワク
日本ハムファイターズも思い切った抜擢をしたもんだ。 新庄剛志を新監督に据えるとは誰も思わなかったんじゃないか? もう野球はすっかり辞めてバラエティータレントか、中田英寿のような自由人になったものと思っていたから、この一報を聞いた時はビックリした。 就任会見での彼はとても饒舌で、冗談を交えながらも真剣に、彼なりの考えを披露している。 「監督」ではなく「BIG
BOSS」と呼んで欲しいというのは、上下の関係ではなくフレンドリーとは違う新しい関係を望んでいるんだろう。 相変わらずのビッグマウスは、ともするとチャラい感じにも聞こえるが、それは表現する口調や性格なだけで、とても深く繊細に考えてのことと思える。 「優勝なんて目指しません!」というのは、選手に対するプレッシャーを軽くし、力まず練習の成果を発揮すれば、おのずと優勝は着いてくるはずと考えているんだろう。 守備位置を変えての練習方法も、他の選手の気持ちを考えることで、自分がどう行動すればやりやすいかを知れる。 これは企業や学校にも応用できることかも知れない。 ファッションや言動に注目がいくけど、真面目で気配りの人のようだ。 とにかく、次に何を仕掛けてくれるのか、ワクワクが止まらない。
2021.11.06 電車内のスマホ
倉本聰の『君は海を見たか』というドラマがある。 仕事の忙しさにかまけて、小学生の息子の病気に気付かず、余命3ヶ月を告げられ、父と子のふれあいを取り戻そうとする主人公の父親の物語。 たしかショーケンが父親を演じていた。 その父親がある日、電車の窓の外の風景に目をとめる。 それまでの家庭を顧みない生活の中、何も見ていなかった自分を反省するシーン。 現代はスマホ普及して、今や電車の中でスマホを見ていない人の方が少ない状態。 ぼくは、スマホを手離せないZ世代のようなタイプではないので、電車でスマホを見ることは殆どない。 あんなに手元にばかり集中していたら、咄嗟の事態に対処できないんじゃないか? と常々思っていた。 先日、京王線内で起きた無差別殺傷放火事件は、そんな危惧を現実のものにしてしまった。 切り付けられた被害男性は、犯人に「何をしている」と注意しているから、スマホに集中していた訳じゃないだろう。 でも小田急線事件の時も女性が切り付けられているし、スマホに夢中になっていたら危険を回避することが遅れると思う。 地下鉄は別として、少しは車窓の風景に目をやって季節のうつろいなどに注目してみてはどうだろうか?
2021.11.01 衆議院選挙の「儀式」
日曜日の朝は6:00にアラームが鳴る。 似顔絵の出勤のある日なので、その時間に設定している。 昨日は、毎年恒例の排水管清掃の立ち会いがあるので、似顔絵のシフトから外してもらい休みにした。 その前に選挙に行っておこうと6:50に家を出た。 2分前に投票所に到着し、時間を待つ。 ぼくの前に1人年配の女性が並んでいたので、ぼくは2番目の位置。 以前にも投票開始時間前に行ったことがあり、「儀式」のような手順を見学したことがあった。 まず時間がくるとハンドベルで開始を知らせ、次に代表者が開始を宣言する。 最初、投票箱は開いた状態で、1番目の人が中を検分し「何も入っていませんね?」と係りの人が確認してから箱が閉じられ、目の前で鍵がかけられていく。 2番目のぼくは、それを横目で見ながら投票用紙に書き込んでいった。 今回は「選挙マッチングサイト」というのがあったので、投票の前日に試してみた。 自分の考えと一番近い政党を知ることができるというんだけど、出てきた結果は意外だった。 政策の考え方は近いのかも知れないが、所属する党員の発言や行動が共感できないので、その結果には従わずに別の名前を書いた。 人間的に共感できない人に国政を託したくはないからね。 投票の証明書か投票会場の写真を提示すると「選挙割」という割り引きをしてくれる店があると聞いていたので、取り敢えず会場前の看板を写メしておいた。 でも多分、使わないだろうな。
|