2022.12.24 話題の回は2度観た『鎌倉殿の13人』
歴史に疎いので大河ドラマは限られたものしか観てこなかった。 今回の『鎌倉殿の13人』も当初は、観ようか観まいか迷っていた。 戦国時代とか幕末とか知ってる名前がたくさん出てくる作品なら迷うことはないんだけど、鎌倉時代って殆ど解らないから、観てもついていけるだろうか?と心配だった。 更に放送開始当時は視聴者の反応もネガティブなものが多かったから、余計に不安になった。 現代調のセリフ回しやコミカルなシーンに対して「ふざけ過ぎ」とか「大河の威厳がない」とか言われていたけど、回が進んで中盤になる頃には、手の平を返したように脚本を絶賛するコメントが増えた。 ぼく個人としては上総広常(佐藤浩市)が粛清された辺りから、どんどん物語に引き込まれていった。 そして純朴な青年だった北条義時が、政治に揉まれる中で非情な人柄に変貌していく姿は、まるでダースベイダーかジョーカーのようで、小栗旬の演技にも魅了された。 後半は、人の好い人がどんどん殺されていってしまう悲しい展開。 義経の最期の回や畠山重忠との戦いの回など、話題の回は2度以上観てしまったほど。 そして最終回も2度観た。 史実と違っているとか、忠実に描いているとか、そんなこと関係なく、見応えのある大河ドラマの1年だった。 脚本もさる事ながら全体を通しての演出も素晴らしく、「きのこ」の伏線回収も面白かった。
2022.12.16 年末はもっと本を読みたい
今週、本当に久々に小説を読んだ。 伊坂幸太郎の『フーガはユーガ』が文庫化されてちょっと時間が経ったので、Book
offで買ってきた。 ハリウッドで映画化された『ブレット・トレイン』の公開が近付いた7月に、原作の『マリアビートル』を読み返して以来の読書だ。 やっぱり読書は想像力をかき立てられて、映像作品よりも楽しめる。 ただ、ゆっくり読書をする時間が取れないのが悩み。 というのも、ぼくの趣味である「連ドラのタイトルバック集め」というのがあり、それに伴ってドラマ自体も視聴しているからなのだ。 以前は専ら、半身浴をしながら読書をしていたけど、最近は連ドラの数が増え過ぎて、半身浴の時間はTVerでのドラマ見逃し配信の時間に代わってしまった。 しかもNHKやTBSが「夜ドラ」と称して、月〜木の毎日15分のドラマを放送するようになったし、不定期だけど日テレがZIPの中で10分に充たないショート連ドラ『クレッシェンドで進め』も放送していたから、なかなか小説を読むのが遠のいてしまっていた。 そろそろ、今放送中の連ドラも最終回を迎える。 そうしたら年末までは特別番組ばかりになるから、読書の時間に充てられる。 『シーソーモンスター』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『マイクロスパイ・アンサンブル』は未読作品なので、この時期に是非読みたいと思っている。
2022.12.09 もっと魚を食べようかな?
米離れが進んでいる日本の食卓事情。 魚を食べる機会も少なくなっていると言われている現在。 もっと「魚」を見直してみようと思う。 血液をサラサラにしてくれ、コレステロールを下げてくれるというDHAとEPA。 サンマやサバなどの青魚に多く含まれている栄養素ということは広く知られている。 それが、目や記憶力にも効果があるらしいことが分かった。 最近、記憶力が落ちてきたと感じることが多くなり、冷凍のアジやサバを買ったり、水煮や味噌煮のサバ缶やかまぼこなどを意識的に買うようにしている。 そんな中「ベージュ脂肪」という存在を新しく知った。 カロリーを貯える「白色脂肪」に対して、カロリーを消費してくれる熱発生脂肪の「褐色脂肪」があり、更に「ベージュ脂肪」というのが10年前に発見されたと言う。 寒さに反応して熱に変換してくれると言う性質はダイエットに最適だ。 それを助けてくれるのがDHAとEPAなんだそうだ。 できれば生で摂ることが良いらしいけど、刺身は贅沢なので、やっぱり加工品に手が行く。 カテキンを同時に摂ることで効果が上がると言うから、魚料理に緑茶というスタイルに少しずつシフトしていこうかなと計画している。
2022.12.01 『アトムの童』にスラッシュ成形
ノスタルジック症候群です。 玩具会社出身のぼくとしては、かなり懐かしい設定で、このドラマに感情移入しています。 特に感慨深かったのが第4話。 インドの投資家にプレゼンするためのゲームを仕上げるために外注に。 思うような仕上がりでないことに苛立つ中、保存してあったデータが消されてしまう。 投資家がアトム玩具のおもちゃの大ファンであることを知り、彼をもてなすために過去の金型を引っ張り出してきて、過去のおもちゃを復活させる。 この時、2階の倉庫から出してきたのがスラッシュ成形の金型だった。 これは所謂ソフビ人形などを作るためのもの。 ワックスで造型した原形に分厚く(1〜2mm厚)銅メッキし、中のワックスを溶かして捨てることで型が完成する「電気鋳造」を用いた金型。 どろどろのプラスティック・ゾル(軟質塩ビ)を口切りまで注入し、過熱した油の中に漬ける。 金属に触れている部分から固まっていくので、一定時間入れたら固まっていないプラスティックを排出。 すると中空の状態になる。 更に油の中に入れ全体を固めたら、材料が熱いうちにペンチで引き抜くとソフビの出来上がり。 材料が冷えると抜けなくなるから、気を抜くことは出来ない作業。 扱いやすいように取っ手を付けて、油の中に入れるから、この金型の事を「フライパン」と呼んでいたっけ。 この流れが一連のシーンで紹介されていて、とても懐かしかった。
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