Column (12月) 


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2021.12.22 追悼 神田沙也加さん、安らかに

大御所の名優が亡くなるのも淋しいけれど、まだ若い才能が散ってしまうのは、残念でならない。 三浦春馬が逝った時と同じくらい衝撃を受けている。 18日に急逝した神田沙也加さんの訃報に最初に触れた時、「え、まさか?」という思いだった。 あまりに突然に人が1人この世からいなくなるということが、どれくらいショックなことか。 ヒットしたドラマが終わると「○○ロス」とか、淋しがる現象が起こるけど、そんなの比にならないくらい、親である神田正輝さんや松田聖子さんは悲しみに沈んでいるだろう。 大スターの娘として生まれた彼女だけど、順風満帆にここまで来た訳ではないらしい。 でも、メディアで見る彼女は、強く明るく健康的で、人々に元気を与えてくれる存在だった。 デビュー当時に彼女の似顔絵を描いている。 今から見ると拙い出来だけど、こんな感じです。 母親と同じ「歌」の世界や、父親と同じ「演技」の世界を経験しながら、様々な葛藤があったと思う。 そして出会った「ミュージカル」という居場所は、彼女の彼女らしい生き方が表現できる場所。 ディズニー映画『アナと雪の女王』を観る度に、あなたを思い出します。  

2021.12.16 深夜ドラマなのに豪華キャスト

明後日18日(土)で最終回を迎える深夜ドラマ『言霊荘』。 女性限定のアパートで、住人たちに起こる怪異現象。 主演は今作が連ドラ初主演の西野七瀬。 深夜ドラマと思って軽く観ていたら、やたらと豪華なキャスティングに驚いている。 ストーリー的には体した新しさは感じられないけど、アパート住人の顔ぶれは主役級が勢揃いしている。 住人には、2年くらい前の深夜ドラマの常連・中村ゆりか、最近のドラマに引っ張りだこの石井杏奈、『全裸監督』や『おかえりモネ』で話題の森田望智、その他にも内田理央、堀田真由、三吉彩花。 後半になって藤井美菜が出てきた時には「まだ主役級を残していたか」と思ったけど、更に先週の放送から菜々緒が登場してきて「残り2話でまた主役級登場」と、贅沢なキャスティングに驚くばかり。 ネットで調べてみたらABEMAとテレ朝の共同製作で、無料動画・見逃し配信も目的に作られているから、このキャスティングが実現したんだな。 しかも「シーズン1」ということのようで、長いスパンで考えているようだ。 「TVer」に見逃し配信がなかったのはそう言う訳か。

2021.12.08 1つのことをやり続ける姿勢

席描き似顔絵の仕事を始めて約17年になる。 始めた当初は、お台場やイクスピアリなどの現場では、お客さんが並ぶこともあり、1日の売り上げも良かった。 ぼくの似顔絵のタッチは、大袈裟なデフォルメでも漫画チックなカワイイ路線でもなく、比較的に程よいリアルなので、年齢が上の人や海外の人には受けが良い方だった。 今、行っているショッピングモールのような現場では、圧倒的に「カワイイ」タッチが受けるため、そういうタッチの画家さんと一緒に営業すると、完全に不利になる。 1日いてお客さんゼロなんてこともざらにある。 不本意ながらタッチを変えることも考えたり、いろいろ悩んだりした。 最近、CMにたくさん出演している「ずん」の飯尾和樹が、タモリさんから言われた「(これまでのネタを)ずっとやってろ。時代は追うなよ」という言葉に、モヤモヤが吹っ切れたという記事を読んだ。 やれることをやり続けることが大事なんだなと思った。 出川哲朗、ダンディー坂野、もう中学生なんかも、1つのことをやり続けたから今があるんだな。 緊急事態宣言中の最悪な状況から少しずつだけど、似顔絵のお客さんも増えてきた。 売り上げ的な面で高収益を願うけど、今できることをやり続けるしかないと、飯尾を見ていて教えられた。 

2021.12.01 新変異種オミクロン株

驚異的に新規感染者数が減少している日本にも、新たな脅威が近寄ってきている。 南アフリカで発症が確認されて急激に感染が拡大している新変異種「オミクロン株」。 「ベータ株」「デルタ株」が認知されているけど、ギリシャ文字の順番で変異種が確認されているとするなら、「オミクロン」は15番目と言うことになる。 間にほんの一瞬「ミュー株」というのもあったけど、「ミュー」は12番目。 思っているよりたくさん変異しているってことか? 先月28日にアフリカのナミビアから成田空港に到着した30代男性が陽性反応があり、隔離して検査した結果、オミクロン株に感染とわかった。 日本での初確認だと言う。 なかなか終息の目処が見えないコロナウイルス。 全世界が同じ問題を与えられている状況は、まるで共通一次試験のようだ。 各国の答えの出し方が問われている。 国の方針の違いで、ロックダウンを早々に発令した国、マスクの生活をやめてしまう国、生真面目に人流を減らす行動をとる国と、やり方はそれぞれだ。 何が正解かは、後になってから解るんだろうけど、とにかく今は感染を食い止める水際対策は重要だと思う。 命名から3日と言う早さで鎖国に踏み切った岸田総理の方針に、ぼくは賛成する。