Column (10月) 


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2022.10.26 3年ぶりの外飲み

姪が結婚した。 その結婚式が先週の土曜日に立川のイタリアン・レストランで開かれ、そこに参加してきた。 コロナ禍になって、仕事の仲間内でも飲み会は自粛してきたから、花見も花火大会や忘年会・新年会もなくなり、3年以上「外飲み」はやっていなかった。 身内の結婚ということで、A2サイズのウエルカムボードを作ってあげて、それがエントランスに飾られていた。 新婦の姪が参加者に「ウエルカムボード作者の私の叔父です」と紹介してくれ、良い反応が返ってきたので、情報満載に凝って描いて良かったと思った。 ぼくの姉や義兄、もう1人の姪と甥も来て、久々に親族が揃って、しかもみんな内面の成長が見られたのが嬉しかった。 新郎の親族は陽気な人が多く、歌や踊りに積極的に参加するタイプで、本当に久しぶりに騒いだ。 自宅時間が増え、運動不足解消にと始めた「16時間断食」を1年以上続けたせいか、かなりアルコールに弱くなっている自分に気付く。 2次回には行ったものの、お酒も食べ物もほとんど口にできなかったけど、人との会話の楽しさは堪能できた。 3次回も行く気でいたんだけど、ちょっとしたアクシデントで行けなくなり、予約してくれていた八王子のホテルに一泊して帰ってきた。 やっぱり楽しく騒げる飲み会は良いな。 

2022.10.21 人間関係の描写が上手い『鎌倉殿の13人』

三谷幸喜脚本の大河ドラマだけは必ず観ている。 『新撰組』も『真田丸』も面白かったので、今回の『鎌倉殿の13人』も観続けている。 歴史に疎いので「義時」や「頼朝」「頼家」「実朝」など、似たような名前が頻発するので最初の頃は誰が誰だか理解するのに時間がかかった。 放送開始当時は「ふざけ過ぎ」とか「ささやきナレーションが聞き取りづらい」など、ネガティブな意見がネットに躍っていたけど、終盤になるにつれてポジティブな意見の方が多くなってきた感がある。 「上総広常(佐藤浩市)」「源義経(菅田将暉)」「畠山重忠(中川大志)」など、粛清される人々の回は見応えのあるもので、歴史に疎いぼくも引き込まれて観ていた。 先週の第39話「穏やかな一日」は、派手なシーンこそ無かったけど、登場人物の抱える問題が、優しい眼差しで描かれていて感動した。 実朝が子供を作ろうとしない本当の理由が、泰時への思いだったことを示唆する描写。 有名な和歌は「失恋」の歌だったという三谷流の解釈が秀逸。 真実を告げ理解しあう実朝と妻・千世の、お互いを思いあう優しさ溢れる抱擁。 非情な性格になっていく義時(小栗旬)以外、みんなそれぞれの立場で優しい。 録画を2回見直してしまったほど、ぼく個人的には神回だと思った。 やっぱり三谷さんは人間描写が上手いなぁ。

2022.10.14 ドローンを効果的に

昔のフランス映画に『素晴らしい風船旅行』というのがあって、気球に乗って町中を眺めるシーンがあった。 鉄塔で作業する人と会話するシーンもあった気がするけど、あの撮影はどうやってやったんだろう。 カメラも気球に乗せて撮影したんだろうか? ドローンの登場以来、空撮は費用も準備も格段に下がり、身近な視点になったけど、あまりに手軽になったがゆえに、効果的な使い方がされていないものも多い気がする。 今日放送の朝ドラ『舞いあがれ』では、子供達がバラモン凧を上げる場面で、空に上がった凧よりも上の視点から、凧ナメの地上子供達という構図を作っていた。 花火大会の大玉の花火が炸裂する中をドローンが撮影したものを見たことがあるけど、花火や凧を上から観るというのは効果的だ。 ドローンを効果的に使った演出で記憶に残っているのは、朝ドラ『半分、青い』で子供時代の主人公が、川の対岸から対岸へ糸電話を設置する実験のシーンがあった。 こちら側の紙コップから繋がった糸を、対岸に向かって川を跨いで追いかけて、反対側の友人の手にある紙コップにカメラが移動する演出。 ドローンでなきゃできない印象的な、ワクワクするシーンだった。 高精細のカメラの小型化も伴ってのことだろうけど、凄い視点を手に入れた人間がやることは、それに意味を持たせることだろう。 印象的な名シーンを観せてもらいたいものです。

2022.10.01 NHKの夜ドラが面白かった

今はちょっとしたことでもネットで叩かれてしまう。 評価が厳しいというより、叩く相手を探している人が増えた感じだ。 昨日、最終回を迎えたNHK朝ドラ『ちむどんどん』も、かなり槍玉に上げられ「ちむどんどん反省会」なるハッシュタグで盛り上がる状況をつくり出した。 キャストやスタッフ、他の関係者も「面白いものを作ろう」と思ってやっているはずなのに。 愛のあるコメントで支えて欲しいな。 とは言いながら最近の連ドラは「粗さ」は感じるのも事実。 コンプライアンスやらポリコレやら、いろいろ制約が増えて表現が難しくなっているんだろうな。 出演者のスキャンダルで降板があったり、代役で撮り直しがあったり、スポンサーの要望もあるだろうから、ドラマ作りも大変だ。 そんな中、NHKのドラマが最近面白い。 これも先日終了したものだけど、『あなたのブツが、ここに』という夜の帯ドラマが良かった。 コロナ禍を正面から描いていて、丁寧な人物描写といい、人の優しさの描き方といい、毎回15分の話を最後まで楽しませてもらった。 シーズン2が始まった『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』ときたら、なんて贅沢なんだろう、もう主役級のキャストだらけだ。 個人的には他にテレ東の『量産型リコ』が工作シーンが興味深く演出されていたのと、『ぼくの姉ちゃん』の姉(黒木華)と弟(杉野遥亮)の会話がシビアで心に刺さった。