2024.5.21 気がつくと鉄道
明後日で最終回を迎えるNHKの夜ドラ『VRおじさんの初恋』の中に、VR空間の中で列車に乗るシーンが出てくる。 宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を想わせるようなシーンを観ていて、「そういえば『銀河鉄道の夜』って、有名なのにちゃんと読んだことがなかったなぁ」と思い、10日(月)にBook
offで買ってきて初めて読んだ。 こういう話だったんだ。 天上へと向かって走る銀河鉄道は、死者を送る列車だったのか。 「本当の幸い」とは「人の為に生きる」ということなのか?、難しいテーマの物語なんだね。 14日(火)にはNHKの深夜で『京成本線のある風景』という、ただただ列車が走る映像の番組を観た。 京成線は、初めて務めた玩具会社が青戸にあったので、一番利用した電車だったので、上野から成田空港までの沿線風景に興味がわいて録画して観た。 特に上野から青戸までの風景は、何度も見慣れた景色だし、友人が国府台や実籾や菅野に住んでいたので、その辺りも懐かしい街並だった。 このシリーズは先月、東武東上線バージョンを放送していて、(現在、似顔絵の現場があるショッピングモールが高坂駅にあるから)その回も録画して観た。 そして前回に感想を書いた映画『ブレット・トレイン』と、気づいてみると鉄道関連に導かれた数週間だった。 鉄道に興味がなかったぼくでも、たくさんの見ず知らずの人たちが、同じ路線の同じ車窓の風景を共有していたんだと思うと、鉄道って面白いものだなって感じ始めたよ。
2024.5.15 2年待った『ブレット・トレイン』
ブラッド・ピット主演の映画『ブレット・トレイン』が、CS初放送ということで昨日放送された。 念のため録画しておいたものを昨日の夜に観た。 伊坂幸太郎の原作『マリアビートル』では、アンドリュ−・小路の演じた「木村」が主役だったけど、映画の方は準主役の「七尾」をブラッド・ピットが演じて、コメディー要素を高めていた。 原作物の映画化ということで覚悟はしていたけど、それぞれのキャラクターやエピソードは上手く踏襲しているものの、やっぱり原作とは雰囲気がガラッと変わっていて、とても複雑な感じで観た。 ハリウッド映画ということで、「日本」のイメージが不思議な感じのビジュアルになっていることを筆頭に、「殺し屋」たちのビジュアルも設定も分りやすくし過ぎで、まるでアメリカンコミックの世界観だ。 『マッドマックス』『キル・ビル』をみているような殺し屋たちは、東京から京都までの新幹線内が舞台の物語に、違和感は否めない。 だからと言って面白くなかったかといえば、そんなこともなく、狭い車内での格闘シーンや、身近なものを武器にするアイデアは楽しめた。 原作には登場しない爆破シーンは『ミッション・イン・ポッシブル』や『スピード』をみているようで見応えがあるし、アニメキャラの着ぐるみがラストに良い働きをするなど、脚本もよく練られているようだ。 原作ファンは落胆しているかもしれないけど、原作を知らずに観るには楽しめる映画だと思った。 ただ今後、『マリアビートル』は何度も読み返したいとは思うけど、『ブレット・トレイン』は1度観ればもういいかな。
2024.5.13 GW終わり、お客さんパッタリ
似顔絵の現場というのは社会情勢や天候など様々なものに影響を受ける。 連休などの場合、初日はだいたい売り上げが低い。 みんな行楽地へ向かって行ってしまうのだろう。 後半になるほど、お客さんは増えてくる。 天気はピーカンの日より雨などの方が売り上げは良くなる傾向がある。 昨日は朝から嫌な予感がしていた。 体の調子が優れなかったのもあるけど、現場のショッピングモールの雰囲気が、ちょっと重い感じがした。 先週までのゴールデンウィーク期間は、売り場全体に活気があった。 長期の休みということで子供に元気があったし、孫や子供に良いとこ見せようとする「じぃじ」や「ばぁば」の財布のヒモが、いつもより緩いイメージ。 毎年の事ながら、出勤した画家たちも好調に売り上げていたみたいだった。 だけど昨日は、朝から終業時間までほとんどお客さんが来ない。 施設全体を見てもお客さんの数が少ない感じだった。 こっちも安くない交通費をかけて出勤しているので、少しでも稼ぎたいところだけど、GWでお金を使い過ぎてしまったのか、似顔絵には興味を示す人がいない。 結局、昨日の売り上げはゼロ。 覚悟はしていたけど、ちょっと帰路での電車内では落ち込んでいた。
2024.5.01 アルコールをやめるメリット
コロナ前は10年に1度くらいしか風邪をひかなかったのに、ここ数年は年に数回はひくようになった。 しかも1度ひくと完治までに何日もかかるようになった。 寄る年波である。 3月は酷かった。 熱こそ出なかったけれど、ダルさと咳が続いて、3週間経ってやっと治ったと思ったら、数日後にぶり返して更に1週間風邪の症状に悩まされた。 これも寒暖差の影響が重なったのかも知れない。 痛みとか熱が上がれば病院へ行く決心もつくんだけど、生活に支障があるほどではない。 早く治って欲しくて入浴は減らし、アルコールも取らない生活は何十年ぶりのことだった。 休肝日もほとんど取らず、毎日飲んでいたアルコールも、飲まない習慣がついてしまえば、飲まなくても平気なんだな。 しかも寝覚めがすこぶる軽快である。 昔は「タバコはやめられても酒はやめられない」と公言していたぼくだけど、酒もやめようと思えば何時でもやめられると思うようになった。 今回、約1ヶ月間アルコールを摂取しなかったけど、5000〜6000円くらいは節約になっただろう。 これを続けたら、年間で60000円くらい浮くんだろうな。 節約って、小さなところをチマチマやるより、一番好きなものや一番お金がかかっているところを、思い切って切り捨てる方がメリットが大きいね。 だから今は、アルコールは週に1日くらいにしている。 怪我の巧妙。
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