2023.9.22 どうなるジャニーズ事務所
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。 たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」 長きに渡るジャニーズ帝国が崩れようとしている。 今月7日の会見で故ジャニー喜多川氏の性加害を認め謝罪し、新社長に東山紀之が就任し、被害者の救済&補償を約束した。 ぼくは、『キャッツアイ』という劇団の立ち上げに参加した時も、エキストラの事務所に所属して様々な撮影現場に行った時も、ジャニーズの噂は色んなところで聞いていた。 だいぶ前になるけど、ジャニーズのグッズのデザインの仕事を短期間だけしたこともある。 芸能界の中でも独自のスタイルで「帝国」を維持してきた印象のジャニーズ事務所。 フォーリーブスの北公次が暴露本を出した時は一時話題になったけど、その頃は帝国の権力の方が強かったんだろう。 ただぼくは「少年への性加害が本当なら何故、誰も声を上げないんだろう?」と疑問に思ったことはあった。 今回の問題が表面化したのは、元はアメリカで起こった「me
too運動」からだ。 その波は日本にも起こり、映画監督や俳優が追求された。 その流れで元ジャニーズジュニアだったカウアン・オカモトが、(昨日、保釈された)ガーシーのyou
tubeに出演したことから始まっている。 週刊文春が報じ、イギリスのBBCがドキュメンタリーを放送して、火は大きくなった。 ガーシーがyou
tubeをやっていなかったら、もしかしたらジャニーズ帝国の崩壊は、もっともっと先だったかも知れない。 何が「蟻の一穴」になるか、わからないものだ。
2023.9.14 どうなる『VIVANT』
今の考察ブームが起こったのは、日テレの連ドラ『あなたの番です』からだろう。 それ以前は友だち同士とか限られた集団の中で楽しんでいたことじゃないかな。 それがSNSの普及で、不特定多数の知らない人たちとも考えを共有出来るツールを手にした。 この夏の連ドラで、ぶっちぎりに話題をさらっているTBSの『VIVANT』。 キャスト、映像、ストーリー、制作費と、本気を出したらどれだけのものが出来るかを教えてくれている。 Netflixの『ワンピース』ほどではないけど、1話の制作費に1億円かけたと言われている『VIVANT』は最初から度胆を抜く映像美で驚かせた。 2ヶ月半に及ぶモンゴルでのロケは、雄大で幻想的な自然美を見せてくれ、ぼくは何故か『北の国から』を思い出していた。 丁寧に練られたストーリーと、複雑に張り巡らされた伏線の数々。 魅力的なキャラクターたち。 先の考察ファンにとって堪らない獲物となったことだろう。 それにしても、毎日のようにネットにアップされる新仮説は、当たっていなかったとしても「なるほど」と唸らせるものがある。 細かいところまで注意深く観ている人って多いんだな。 別班という自衛隊の非公認組織の精鋭隊員が主人公。 当初は「日本のドラマでテロ組織とか公安外事課とか、大丈夫か?」と思ったのは事実。 中山美穂と金城武の『二千年の恋』で大失敗したのが思い出されるから、最初は不安も半分あった。 でも流石、名ドラマをたくさん撮ってきた福澤克雄監督の手腕は、そんな不安を一気に吹き飛ばしてくれた。 さて、3日後には最終回を迎える本作。 たのむから「続きは映画で」とか「続編につづく」とかはやめてくださいよ。
2023.9.07 フィッシング詐欺メール、激減
2週間前くらいから突然、フィッシング詐欺メールが激減した。 それまで1年半くらいの間だろうか、毎日数十件の詐欺メールが来ていて、一番多い時期には1日50件近い詐欺メールが来ていた。 今でも覚えているけど、一番最初に来たのが携帯電話会社からを装ったものだった。 不審に思ったので当該の携帯電話会社に連絡して聞いてみたら「それはニセモノですね」と言われて事なきを得た。 それから少しずつ件数が増えていくんだけど、文面は同じようなもので、企業ロゴだけを変えて送られて来るようになった。 Amazon、メルカリ、VISAカード、JCBカード、イオンカード、えきねっと、ETC、ヤマト運輸などなど。 利用者が多い企業を片っ端から使っている感じだった。 まぬけなのは、1日に送られてくるのが同じ企業で、例えばAmazonが40件くらいズラーっと並んでいるし、次の日は30件くらいイオンカードだったりする。「アカウントの確認が取れないので、お取り引きを一時停止します」と言ってアカウント入力を促すやり口。 初期の段階でそういうメールは「迷惑メールホルダー」に振り分ける設定にしておいたから、削除の面倒はなかったんだけど、仕事やプライベートのメールが「迷惑メールホルダー」に間違って入っていないかは、毎日チェックする必要はあった。 それが2週間前のある日から、急に1〜2件くらいに激減したのだ。 「これは、詐欺組織、摘発されたな」 しばらくは煩わしさから解放されるだろう。
2023.9.01 ブリを使ったツナ缶
マグロやカツオの漁獲量が減って、水産資源保護の観点から価格が高騰していて、安定した製品が作れないことから、「ツナ缶」として親しまれてきた仲間に、ブリを使った新商品が登場したという。 だいぶ前のことだけどシーチキンを買おうと思って手にとったら、原材料に「カツオ」と書いてあって「えっ、これってツナじゃないの?」と思ったことがある。 カツオは英語ではボニートーだけどボニートー缶では混乱するから、全部ツナ缶で総称にしたんだろう。 比較的に安定した漁獲量のブリを使うことで、消費者にも買いやすい商品ということみたいだ。 ブリは英語でイエローテール。 はごろもフーズでは、この国産ブリを使ったものを「シーチキンEvery(エブリ)」というネーミングにしたそうだ。 1ヶ月まえくらいだろうか、スーパーで買い物をしていた時、魚肉ソーセージのコーナーに「ぶり」とか「ほっけ」という表示が目に止まった。 なんか珍しいと思ったので「ぶり」の方を買ってきた。 味は普通のスケトウダラのものとあまり変わらない。 ツナ缶の方はまだ食べたことがないんだけど、ツナ缶に近付ける味付けにしたというから、気付かないで食べてる人も出るだろう。 カニカマだって疑似食品だけど世界的にヒットしたから、ブリのツナ缶もすんなり溶け込んでいくんだろうな。 美味しくて安ければ問題ないよね。
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