Column (12月) 


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2023.12.27 師走感のない年末

情報番組のMCが「今年は気温が高くて暖かい冬だからか、どうも年末って感じがしないね」と言っているのを聞いて、なるほどと思った。 普段の年末なら、大掃除やら年賀状書きやら、いろいろやらなければいけない事が多く、タスクリストを作って、終わった順に消していってた。 寒さがピリッと引き締めてくれていたのかも知れない。 今年は、今日になっても「押し迫った感」がないから、何にもやりたくないモードのままだ。 年賀状のデザインは出来ているのに、ハガキを買ってきていないのでプリントを先延ばしにしている。 年が明けて、年賀状を送ってくれた人にだけ出そうかとも考えている。 HP用の似顔絵も今日出来上がったから、あとは文章を考えて書き込めば準備は終わる。 もうひとつ「押し迫った感」が出ないのは、31日の大晦日の日に似顔絵の出勤が残っているからだ。 一般の会社は、もう仕事納めを終えている頃だと思うけど、ぼくの場合は、まだ仕事が納められていない状態なのだ。 キッチン・バス・トイレ・カメの水槽などの水周り関係の最低限の事だけ30日に片付けようかな。 

2023.12.21 水玉柄の戦国兜に違和感

プロ野球のナイターのように、たくさんの丸い電球が並べられた照明が、天井に何台も設置されているんだろうな。 テレビの撮影は、昔に比べて格段に進歩していて、スタジオで撮ったシーンなのに、まるで外でロケしたような、自然な光を演出している。 NHK『どうする家康』の合戦シーンで気になることがあった。 「関ヶ原の戦い」あたりで気付いて以来、合戦シーンになる度に、違和感がハンパない。 武将が戦地で身につける甲冑の兜。 光沢のないマットな仕上げのものは良いんだけど、表面を磨いたような鏡面状態の仕上げのものは、周囲の景色を反射してしまう。 天井の照明器具がバッチリ反射して、まるでドット柄のような水玉模様が。 「草間彌生かよ!」 しかも何人も! 上にも書いたように、規則正しく並べられた丸いライトが、模様のように映っている。 ネットで「どうする家康 兜 照明」で検索すると、全く同じことを思っていた人がいて、画像までアップしていた。 ロケでの撮影の時は起こらないけど、スタジオでの合戦シーンでは必ず現れるドット柄。 つい先週の最終回「大阪の陣」のシーンでもやっぱり出ていた。 もう、合戦のシーンになると、兜にばかり目がいってしまって、ドラマに集中できなくなるんだなぁ。 CG処理をすれば消せるらしいけど、予算と時間が無かったのかな? あの時代にドット柄は、どうしても違和感だよね。 ミニ−ちゃんじゃ無いんだから。 NHKさん、なんとかしてよ。

2023.12.07 NHK『100カメ』「進撃の巨人」アフレコ編

1ヶ月前に放送されたNHKアニメ『進撃の巨人最終話』は、正直言って何がなんだかサッパリ解らなかった。 確か第1回は観た覚えがあって、その時の主人公がエレンだということは知っていた。 それ以来、全然観てこなかったのに最終回だけ観て解る訳が無い。 巨人から街を守る兵団員だったはずの主人公エレンが、最終話ではラスボスのような人類の敵になっていて頭混乱。 しかも過去と現在が行ったり来たりの演出にも戸惑うばかり。 しかも長い。 だが、本編終了後、次に始まった番組『100カメ「アニメ進撃の巨人 最終話」』が興味深かった。 スタートして10年の間、同じキャラクターに声で命を吹き込んできた声優たち。 全ての事を決定する監督や演技指導の音響監督が、微妙なニュアンスの違いにも敏感に反応し、キャラクターの気持ちに寄り添っていく姿勢は、もの造りの現場の凄さ真剣さを見せてくれた。 トップ声優でさえ悩み、試行錯誤しながらベストなものを絞り出していく姿を見て、クリエイティブってそういうものだよなと思った。 ゼロから1を生み出していくんだから、色々試しては壊しを繰り返すスクラップ&ビルドの連続なんだな。 この回の『100カメ』が評判が良かったからか、『あさイチ』でも紹介されたし、再放送も2回くらい放送したみたい。 その全部、ぼくは観てしまった。 積極的に見ようと思っていた訳じゃ無いのに、気付くと始まっていて、始まると最後まで目が離せなくなってしまうんだな。 巨人から逃げる群集の中に赤ちゃんが出てくるんだけど、その声をエレン役の梶裕貴が録音した実子の声で使うところなど、4回くらい観た。 面白かった!

2023.12.01 ぼくには2度以上が必要

大好きな映画やドラマ、小説なんかは何度も観たり読み返したりする。 一番回数が多いのは、映画ならポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの『明日に向かって撃て』で40回以上は観ている。 小説なら伊坂幸太郎の『マリアビートル』で7回くらい。 1度だけでは本当の意味での内容を咀嚼できていないようだ。 今年の初めに読んだ伊坂幸太郎の『シーソー・モンスター』と『ペッパーズ・ゴースト』を読み返した。 『シーソー・モンスター』は圧倒的に2度目の方が面白く、1度目の時には事象だけを見ていたように思うけど、再読すると人物の抱える想いをより深く理解できた。 『ペッパーズ・ゴースト』には登場人物に「内閣情報調査室」の人間が出てくる。 これって今夏のヒットドラマ『VIVANT』の「別班」のような組織みたいで、実際に存在する組織のようだ。 「別班」とちょっと違うのは、国内外の企業に入り込んで情報を集め分析はするけど、ドラマのような工作活動(尋問やら武力攻撃など)はしないという。 伊坂幸太郎は何年も前にその組織に興味を持っていたんだなと、感心してしまった。 再読して思ったのは、驚くほど内容を覚えていないということ。 たぶん、ぼくが理解が遅いんだと思うけど、1度読んだはずなのに次の展開がわからないことが多かった。 クライマックスなのに「え? こうなるんだっけ?」というのもあった。 だから2度目以降の方が面白いんだな。 今は『逆ソクラテス』を再読中だけど、今日放送されたフジテレビのドラマ『いちばんすきな花』の内容が、表代作にちょっと似ているように感じた。