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2025.8.20 『ババヤガの夜』王谷晶
7月4日に、世界最高峰のミステリー文学賞とされる英国推理作家協会賞「ダガー賞」翻訳部門を、日本人で初めて受賞した王谷晶の『ババヤガの夜』。 日本人では過去に、『64(ロクヨン)』横山秀夫、『新参者』東野圭吾、『マリアビートル』伊坂幸太郎が最終候補まで残ったことがあったそうだが、いずれも受賞にまでは至らなかったという。 ニュースでこの受賞を知って、1週間後くらいに書店を回ったんだけど、どこの売り場にも残ってなかった。 初版が2020年というこの小説、著者も含めてぼくは全く知らなかったので、どんな作風でどんなストーリーなんだろうと、ますます興味が湧いてきた。 7月末頃、受賞による話題で重版が決まったようで、本屋の店頭にズラリと並んでいた。 未知の作家の小説を読むのは久々だったけど、読みやすい文体で場面を想像しやすい筆致なので、一気に読み終えることができた。 いろんなレビューにある通り「マンガみたい」「北野武の映画のよう」というのが納得の前半。 アクション描写はスピード感があって良いと思うけど「なんか物足りないなぁ」と感じていた。 伊坂幸太郎や東野圭吾のように、いくつもの伏線を敷いていく作品ではない。 でも途中から展開が大きくうねり出して、「おお、そう来たか」という構成には、なるほどと思えた。 面白かった。
2025.8.09 猛暑対策に水風呂
昨日は久しぶりに猛暑が落ち着いた。 ここ1ヶ月ほど連日の猛暑日で、8月5日には歴代の最高気温の41.8℃を記録したというから、今年がいかに暑いかが解る。 6日の原爆の日も恐ろしく暑い日で、昼間に堪り兼ねて水風呂に入った。 何年か前にも水風呂について書いたことがあったけど、しばらく水風呂は試してなかった。 クーラーで猛暑日の強烈な太陽熱に抗うのは、相当な電気代がかかる気がするので、日中は扇風機で我慢していたけど、どうにも我慢の限界だった6日に、久々に水風呂に入った次第。 タブレットを持ってバスタブに入り、TVerの見逃し配信でドラマを3本観た。 約1時間ほど水に浸かって、出る時には軽い寒気がするくらいに体が冷えていた。 部屋の温度は相変わらず33℃くらいあったけど、体の芯から冷えているので2時間くらいは快適に過ごせた。 東京都では、物価高と猛暑対策として、夏の4ヶ月間の水道基本料金を無償にしてくれるというから、これを利用しない手はない。 電気代では抗えないけど、水道代でなら猛暑に抗える。 水換えの限度はあるだろうけど、3日くらいは同じ水のまま使えると思う。 ポータブルのテレビがある人はワイドショーを観るのも良いし、小説を持ち込むのも良い。 暑い部屋の中でボーッとしていて熱中症にかかるより、水に浸かりながら情報収集や、小説を読んでいる方が有意義だ。 この夏、是非おすすめ!
2025.8.01 インフルエンザに罹った地球
「間違いなく今年が人生で一番 "暑い夏" だね」 去年もそんなことを言っていたっけ。 でも、このコメントはあっさり更新された。 今年の方が去年より確実に暑い夏だ。 もう5月の中旬頃から夏日は始まっていた。 その頃、日本テレビの『News
every』の街頭インタビューを受けて「物価高対策」について聞かれた。 「5月なのに真夏日がある」「熱中症にならないために、寝る時はクーラーは欠かせないけど電気代が心配」「夏が長そうなので」というコメントがオンエアされた。 この時は農水大臣が小泉さんに代わったばかりで、米の値段が高かったので食費の話題も多く聞かれたけど、今は備蓄米もだいたい行き渡って一段落というところか。 でもこの暑さ続きで田んぼの水が干上がってしまったり、日照りで作物に影響が出てきてるというから、農家さんにとっては不安材料ばかりの夏だ。 また来年の春頃に米不足や米や野菜の高騰が繰り返されるかも知れない。 歴代最高気温が去年までの41.1℃(埼玉県熊谷市と静岡県浜松市)を超えて、兵庫県丹波市柏原で41.2℃を記録してトップになったという。 昨日、ニュース番組のインタビューで、ある婦人が「もうインフルエンザよ。地球がね」とコメントしていた。 言い得て妙な言葉だ。 地球がインフルエンザに罹って、高熱にうなされているようだね。
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