Column (4月) 


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2025.4.25 『あんぱん』主題歌「賜物」

これは無理だわ。 複雑過ぎて歌うのが難し過ぎる歌詞だよ。 最初に聴いた時はそう思ったけど、約1ヶ月間聴き続けてくると、意外に馴染んでくるもんだ。 ただ、音程が独特に上下するところや、早口の部分は歌詞を見ながらでも着いていけない。 最近やっとフルヴァ−ジョンが公開されたけど、メロディーがこれまた複雑で、これこそ超絶G難度の歌詞だ。 一般的な歌は、AメロBメロサビ(Cメロ)くらいで、増えてもDメロくらいまでだろう。 だけど、この曲はEメロFメロくらいまである構造だ。

涙に用なんてないっていうのに やたらと縁がある人生
かさばってく過去と 視界ゼロの未来
狭間で揺られ立ち眩んでいるけど
「産まれた意味」書き記された 手紙を僕ら破いて
この世界の扉 開けてきたんだ
生まれながらに反逆の旅人
人生訓と経験談と占星術または統計学による
教則その他、参考文献 溢れ返るこの人間社会で
道理も通る隙間もないような日々だが 今日も超絶G難度人生を
生きていこう いざ
いつか来たる命の終りへと 近づいてくはずの明日が
輝いてさえ見えるこの摩訶不思議で 愛しき魔法の鍵を
君が握ってて なぜにどうして? 馬鹿げてるとか 
思ったりもするけど
君に託した神様とやらの采配 万歳 
この風に乗っかってどこへ行く
生まれたての今日が僕を呼ぶ
「間違いなんかない」って誰かが言う
「そりゃそうだよな」とか「ないわけない」とか堂々巡れば
悲しいことが 悔しいことが この先にも待っていること
知ってるけど それでも君と生きる明日を選ぶよ
まっさらな朝に 「おはよう」
感情線と運命線と恋愛線たちが対角線で
交錯して弾け飛び火花散り 燃え上がるその炎を燃料に
一か八かよりも確かなものは何かなんて言ってる場合なんか
じゃないじゃんか いざ
どんな運命でさえも二度見してゆく 美しき僕たちの無様
絶望ですら追いつけない 早さで走る君と二人ならば
「できないことなど 何があるんだろう?」
返事はないらしい なら何を躊躇う
正しさなんかに できはしないこと この心は知っているんだ
There's no time to surrender.
時が来ればお返しする命 この借り物を我が物顔で僕ら
愛でてみたり 諦めてみだりに思い出無造作に
詰め込んだり 逃げ込んだり
せっかくだから 唯一で無二の詰め合わせにして返すとしよう
あわよくばもう「いらない、あげる」なんて 呆れて笑われるくらい
命を生きよう 君と生きよう

でも、歌詞の内容は今後のドラマの展開が、辛いことや苦しいことが予想されて、泣けるシーンが多くなりそうだね。

2025.4.18 画像生成サイト「Adobe Fierfly」と「Dreamina」

2年前の5月頃、「ChatGPT」や「画像生成AI」のニュースがメディアで騒がれ出して、ネットでいろいろ調べたりした。 「Stable Diffusion」という生成AIなどで、文章だけでプロ並みの画像が作れてしまうことに、脅威と興味を同時に抱いた。 課金してまで作りたいものが無かったので、LINEで出来るChatGPTで我慢していた。 最近になって「ジブリ風画像」が世界的に流行って、再び興味が復活した。 やはり2年くらい前、Photoshopの最新版に画像生成AIが搭載されたことを知った。 選択範囲で囲った部分にプロンプトで指示を与えると、それに近いイメージを4点ほど作ってくれる。 例えば、ある昼間の風景写真の空の部分を選択し「3種類のUFOが飛ぶ夜空」と指示すると、イメージを作ってくれる。 また、リゾート海岸の風景写真の左右サイズを拡張させ、拡張した部分を「自然に延長」とでも指示すると、AIがまるでトリミング前の画像とでも思えるような、自然な風景を描き足してくれる。 しかも作った画像は著作権に引っ掛からないという。 これは良いなぁ。 と思っていたけど、新ヴァ−ジョンを導入するほどの仕事もお金も無いから、ずっと見て見ぬ振りで過ごしてきた。 そこへ「ジブリ風画像」の流行があって、無料で使える画像生成サイトは無いか調べてみた。 その中にPhotoshopのAdobe社が提供している「Fierfly」というサイトがあることを知って、同じ会社なら安心だなとアカウント登録をした。 まず試しにやってみたのは「満開の桜 神社の石畳 3mくらいの俯瞰」で風景を作ってみた。 これって指示にピッタリの写真を探してきたのか? それともAIが0から作り出した画像なのか? と思うほど精巧な画像が1分もしないで出てくることにビックリ。 人物系に特化したサイトも試したいと思い、利用制限が比較的に緩い「Dreamina」というサイトを登録。 どちらのサイトもまだ開始したばかりなので、使い方を学ぶ必要があるけど、アイデア次第では面白いものが出来そうな気がしている。

2025.4.09 「美味しい」にサムズアップ?

コロナの外出禁止時期から観るようになった、You tubeの「外国人に日本食を食べさせてみた」系の動画。 リアクションが最高なので今でも毎週、新作を待ち望みながら楽しみにしている。 インバウンドの増加と共に似たようなコンテンツがたくさん出てきた。 「乾杯」する時の言葉は、世界各国で違いがあるよね。 英語では「チアーズ」、フランス「サンテ」、イタリア「サルーテ」、ドイツ「プロースト」など。 乾杯の時に相手の目を見るとか、乾杯の言葉の後にグラスを1度テーブルにトンと音を立ててから飲むなど、いろんな所作もある。 なのに「美味しい」の表現があまり無いのが不思議。 女性の場合、笑顔のまま目を瞑り、体を揺らす「ハッピーダンス」をする人が多いけど、あの表現は見ているこちらも嬉しくなる。 美味しいのサインといえば、イタリアのように、人さし指を頬に押し当ててグリグリする「ボーノ」のポーズが有名だけど、5本の指を花の蕾のようにして口先に持っていき、パッと開くようにするポーズの方が素敵な表現だなと思う。 外人が美味しいものに感動した時は、もっぱら「オーマイゴッシュ」や「ワオ」など、言葉で表現することが多い。 そして表現としては「サムズアップ(グーにした手の親指だけを上に出す)」が圧倒的に多い。 個人的にはこのサムズアップ、「美味しい」には不似合いな気がしてならない。 この間、動画の中で幼児(3歳くらい)が、何かを食べた後にサムズアップをしていたのを見て、なんか違うんだなぁと思った。 仕事が上手くいった時やスポーツで勝った時には、「グッジョブ」の意味でサムズアップも合うかも知れないけど、美味しいには違和感だな。 誰か国際的な「美味しいポーズ」を作ってくれないだろうか?

2025.4.01 「ジブリ化画像」に脅威を感じる

テクノロジーの進化は桁外れに早く、そしてより高度になってきている。 オープンAIが3/25に発表した「GPT 4o」の最新版では、性能がアップした画像生成が注目を浴びている。 これを使って作るユーザーの「ジブリ化画像」がネット上にたくさん投稿されている。 スタジオ・ジブリの作風を学んでいるから、それを巧みに取り入れて、素人でも短時間に幾つものイラストを得られてしまうシステム。 トランプ氏が演説会場で狙撃された直後、SPに庇われながらも拳を天に突き上げ、背後に星条旗がはためいている写真や、トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が会談した時の写真も、見事にジブリの作品のように仕上がっているから驚きだ。 ただし、こういう新しい技術が出てきた時は、まだ著作権などの法制度が整っていないため、無法状態だけど、早急にどこまでを違法とするかを決める必要が出てくる。 何年か前にハリウッドで起こったデモのように、俳優をスキャンしてデータ化するものに対して、反対を表明する人が多く現れた。 そりゃそうだ。 それまで地道に積み上げてきた技術を、簡単に、高精度で模倣されてしまったら、それらの職業の人にとっては死活問題だ。 ぼくの立場だってピンポイントでヤバくなる。 こんなのが法的にOKになってしまったら、似顔絵なんて誰も依頼しなくなってしまう。 「AI似顔絵プリクラ」なんて出来たら、もう完全に終りです。 絵自体の価値は下がってしまうから、観衆の前で似顔絵を披露するショーくらいしか生き残れなくなるだろう。 ただ、正直な話、ジブリ風なイラストにはそれほど感心はしなかったけど、「ピクサー風」の似顔絵の投稿には感心した。 人物だけでなく、持ち物から背景まで細かいところまで表現されていて「これなら、やってみたい」と思ったほどだ。 『トイ・ストーリー』のウッディーの服の縫い目とか、トーキングの引っ張る紐とかのような、細部こそAI生成の強みのような気がした。 技術の進歩に抗うより、積極的にその道に参加して、居場所を探すことも必要かも。 ドローンを操縦するプロがいるように、AI似顔絵のプロになって、お客さんの理想の作品を作る人になるのもアリかも知れないね。