Column (4月) 


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2024.4.23 缶バッジで嬉しい悲鳴

先々週、親戚の女性から似顔絵の依頼を受けた。 ヘヴィメタルのギタリストのイングヴェイ・マルムスティーンというミュージシャンの2頭身似顔絵。 ぼくはハードロックとかヘヴィメタルは聴かないので、こういうジャンルの人は情報が少なく、どんな表情やポーズが「らしい」のかをネットで学ぶ時間が必要だった。 先週の中頃に叩き台が出来上がり、LINEのやり取りで微調整を繰り返し、週末にOKが出た。 その出来上がった似顔絵を缶バッジにして欲しいという。 しかも20個。 日曜日は似顔絵現場の仕事で、2組のお客さんから缶バッジの依頼を受けた。 家族3人を1枚の色紙に描いたものは、家族3人ヴァ−ジョンで5個、子供だけヴァ−ジョンを5個作って欲しいとのこと。 もう1組は還暦のおばぁちゃんと子供。 こちらは缶バッジ2個の依頼。 同時期にこんなに多い缶バッジの注文は初めてで、昨日(月曜日)は朝から缶バッジ用のデザインにかかりきりとなった。 トータルで32個を仕上げないといけない。 プリントアウトしたものを1個1個サークルカッターで円形に切り出していく作業、缶バッジマシーンでプレスしていく作業、透明の小袋に個包装していく地道な作業、思っていた以上に集中力がいるもので、完了した時にはかなり疲れが出た。 3組とも郵送で送ることになっていたので、梱包作業もバカにできない作業。 多数の注文は嬉しいんだけど、ワンオペでの内職アルバイトみたいでちょっと辛かった。 今日の午前中に郵便局で発送を済ませてきて、ホッとしているところです。

2024.4.12 演出が新鮮な朝ドラ

「この人、歩くのが上手いなぁ」「後ろの席の人の演技、自然だなぁ」 エキストラの経験があるので、ドラマや映画でもその他大勢の人の動きが気になってしまう。 画面の中心にいる演者の演技は監督が指示するけど、周りにいるエキストラの演技は、基本的に助監督が付けることが多い。 なるべく目立たず、自然な風景の一部を目指すもので、厳密に言えば上記のような「上手い演技」や「自然な振舞い」と思われたら、エキストラとしては失敗だ。 それが普通の映像界でのセオリー。 4月から始まったNHK朝ドラ『虎に翼』は、いろいろと新しい仕掛けを試しているように見えて面白い。 まだ女性の社会的立場が弱く、自由な生き方が制限されていた時代に、法曹界に飛び込んだ女性の姿を描くストーリー。 本音を公には言えないような時代に、様々な思いを心に飲み込み、建前として「スン」とした涼し気な表情でやり過ごす周りの女性たちの姿に、主人公は「はて?」と疑問に悩む。 ここに登場するエキストラの女性たちが、ちゃんと意味を持った演技をしているのに新鮮さを覚えた。 ぼくが気付いたのは第5話だった。 お見合い用の着物を買いに行くため、母との待合せの甘味屋さんに向かう道でのシーン。 主人公とすれ違った奉行人姿の少女が画面中央で立ち止まった。 何か思いを決めた様子で再び歩き出す。 画面の左奥では男の子2人に何か言われた女の子が、男の子が去った後に涙を拭くような仕草をしている。 堤幸彦さんの演出したドラマなどでは、ストーリーに関係のないコントのような動きを、画面奥で演じているシーンはよくあったけど、演者と同等の演技をするエキストラは、(再現ドラマ以外では)あまり見たことがない気がする。 頻繁に挿入される「心の声」的ナレーションも、分りやすくて面白い。 ちょっと斬新な朝ドラだ。

2024.4.03 エイプリール・フールであってくれ

3月31日は似顔絵から帰ってきて、このHP更新のための文章をタイピングし、日が変わるのを待った。 HP作成アプリは旧PCに入っているので、そちらで作業。 アップロードするまで時間があったので、旧PCをスリープ状態にして待つつもりだった。 その状態でUSBディスクを抜いたのが間違いだった。 ちゃんとした手順じゃなかったからか、旧PCがフリーズ。 復帰しようと思ったが、再起動しても立ち上がる前にフリーズしてしまう。 ガイドブックやネットの記事で「PCが起動出来ない」というのを読み、書いてある方法はほぼ試してみた。 「シャットダウンして電源コードを抜きしばらく待つ」「SMCをリセット」「PRAMをリセット」「セーフモード」「リカバリー」「システムCDから起動」などなど。 これらを何度か試していたら、画面の真ん中に「?マーク」のアイコンが点滅し出した。 完全に死んでる訳じゃないんだな。 システムCDを入れた時も、中でCDをセットしている音がしている。 いろいろやっていたら、起動ディスクを選択する画面に辿り着いた。 システムCDを選択して「→」をクリックしたらLoading状態の画面がスタートし、途中で修復ソフトが動き出した。 そんなこんなで深夜2時間かかったけど、なんとか元に戻ってくれた。 一時は修理に出さないとダメかな? と本気で考えて「どうかエイプリール・フールであってくれ」と覚悟したけど、自力で復帰できて本当に良かった。

2024.4.01 真夜中のCDプレーヤーから出てきたものは?

2年前の5月頃、部屋にアリが行進しているのを見つけ、退治に難儀したことがあった。 最初はベッドの頭側横の床に置いた観葉植物の周りに集まっていたアリたち。 調べると、植物の葉っぱにつくカイガラムシが出す、ネバネバの分泌液にアリたちは寄ってくるらしい。 床やベッドのフレームなどをキレイに拭き取り、見つけたアリはこまめにティッシュで潰していった。 観葉植物は別の場所に移動して、定期的にカイガラムシを取り除く作業をして約1年、少しずつ沈静化していった。 今も床や家具がベタベタしていたら、直ぐにアルコール・ティッシュで拭き取るのを習慣にしている。 昨日の夜の事。 翌日は朝早く起きなければならないため、早く睡眠に入りたかったから、リラックスする曲をかけようとCDプレーヤーをONにした。 CDプレーヤーはベッドの頭側の棚状になったところに置いてある。 1週間前は普通に聴けていたCDが、やたら音飛びがする。 CDやDVDは盤面が反っていたりするとエラーになることがあるので、ディスクを取り出して盤面の反りを直そうと思った。 ここまでは暗がりでの作業。 暗い中だとディスクの表裏が分らないので照明をつけてみてビックリした。 CD盤面に5〜6匹のアリがうごめいている。「え!?」 CDプレーヤーの中を覗くと、そこにも10数匹のアリたちがたむろしている。「何しとんじゃい!!」 すかさずティッシュで潰していったけど、見えない奥の方にも居そうな気配。 ベッドの中で遭遇するには、一番嫌なパターンの生き物。 数匹だけならまだしも、大量に会ってしまうと怖気が走ってしまう。 きっと待機電力の温かさ目当てで、機械の中に集まっていたのかも知れない。 コンセントを抜いて、潜んでいるアリを追い出すために、CD取り出し口を明けたままベランダへ放置。 機械の中が夜の低温にさらされて、アリたちも出ていくだろう。 朝になって回収したら、一応アリたちの姿はなくなっていた。