Column (12月) 


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2022.12.01 『アトムの童』にスラッシュ成形

ノスタルジック症候群です。 玩具会社出身のぼくとしては、かなり懐かしい設定で、このドラマに感情移入しています。 特に感慨深かったのが第4話。 インドの投資家にプレゼンするためのゲームを仕上げるために外注に。 思うような仕上がりでないことに苛立つ中、保存してあったデータが消されてしまう。 投資家がアトム玩具のおもちゃの大ファンであることを知り、彼をもてなすために過去の金型を引っ張り出してきて、過去のおもちゃを復活させる。 この時、2階の倉庫から出してきたのがスラッシュ成形の金型だった。 これは所謂ソフビ人形などを作るためのもの。 ワックスで造型した原形に分厚く(1〜2mm厚)銅メッキし、中のワックスを溶かして捨てることで型が完成する「電気鋳造」を用いた金型。 どろどろのプラスティック・ゾル(軟質塩ビ)を口切りまで注入し、過熱した油の中に漬ける。 金属に触れている部分から固まっていくので、一定時間入れたら固まっていないプラスティックを排出。 すると中空の状態になる。 更に油の中に入れ全体を固めたら、材料が熱いうちにペンチで引き抜くとソフビの出来上がり。 材料が冷えると抜けなくなるから、気を抜くことは出来ない作業。 扱いやすいように取っ手を付けて、油の中に入れるから、この金型の事を「フライパン」と呼んでいたっけ。 この流れが一連のシーンで紹介されていて、とても懐かしかった。