●夏の匂い

●孤独

●鏡

●僕の恋は ビッグ・サンダー・マウンテン

●酔心

●僕の鉛筆と消しゴム

●Oh my lover

●片思い

●Moonlight baby

●初夏の風のように

●子供達の明日へ

●TOKYO パラノイア・シティ

●愛を信じて

●海が見たくて

●新創世記

●クリスマス・イブの夜

●WHITE ANGEL

●SMILE FOR ME

●歩いて行ける距離

●償いの河(心と体の38度線)

歩いて行ける距離

夏に少年でいられることは素晴らしい         メリーゴーランドの優しい音色            アイスキャンディの冷たい湯気            セミのにぎわい 色とりどりの揺れる風船たち    「競争だよ」って息切らして走った草原の緑      君の欲しいものは、いつも歩いて行ける距離

夏に少年でいられることは素晴らしい         祭りの夜の出店のあかり               風鈴たちの透明な響き                金魚すくいの笑い声 両手に持った綿菓子の白     肩ぐるまで見た 夜空いっぱい咲き乱れる花火     君の欲しいものは、いつも歩いて行ける距離

人は時として 少年の頃を振り返る          輝いていた懐かしい日々               二度と帰らない「記憶」という遠い思い出と      目の回るような「現実」という忙しさの波       比較にならない比較をしても             意味の無いことと知りながら   

過去にばかり「夢」を見ている            過去にばかり「愛」をみている            現在の中にも”それ”はあるのに

後ろばかりを見てないで               前を見つめてごらん                 少年の目で… 少年の心で…             遠くばかりに憧れて                 気づきもしない                   大切なものが見えてくるはず

夏に少年でいられることは素晴らしい         君の欲しいものは、いつも歩いて行ける距離

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