■イラスト講座3

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1.家族1 2.家族2
どんな時もぼくの場合、人物を描く時は「肌色」から着色していく。 肌色に合わせて他の色を調整しながら塗っていくためだ。  男を描くより女を描く方がより気を遣うので、男から着色して練習しておく。 
3.家族3 4.家族4
布団や枕は色んな素材、色んな生地で出来ているので資料の写真を見ながら描き分けていく。  父親と息子の男性陣、ほぼ完成。 影は想像なので上手く「嘘」をつかなければならない。 本物っぽい「嘘」が必要になってくる。 
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色鉛筆で塗ってはメルツでなじませるという作業が延々と続く。 途中面倒臭くなることもあるけど、乗り越えると良いものが出来るので、我慢我慢。 全員が着ているパジャマは、白い絹の生地という設定にしているんだけど、最初水色で影を描いたら軽すぎた。  
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水色だけでは軽すぎると感じたので、「彩度」を落とすために水色と対極の肌色で彩度を打ち消す意味で色を重ねた。 成功したと思う。 髪の毛は流れの方向とハイライトの位置、それと光のスペクトラムを表現するために、黒、茶、青、紫、緑等の色を流れに沿って入れていく。
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髪の毛をメルツで定着。 黒とか濃い色にメルツを使う時は、せっかくの濃淡が消えないように注意が必要。 メルツによって髪の毛のハイライトが潰れてしまった。   
11.家族11 12.フィキサチーフ(定着剤)
色の殆どを塗り終わった状態。 大体が仕上がったら、フィキサチーフという定着剤で表面をコートしてやる。 これで水がかかっても大丈夫。 
13.最終仕上げ 14.家族の完成
今回のイラストは、輪郭線を強調した、絵画と漫画の中間を狙ったものなので、最後にもう一度輪郭線をなぞってハッキリさせた。 輪郭を強調すると写真のようにキャラクターがハッキリしてくる。 
15.完成 16.全工程終了

全ての素材の完成。 これらをレイアウトに従ってコンピューターで配置して仕上げる。

完成品はこちら

全ての仕事を終えて、外には「チュンチュン」という小鳥の鳴き声が。 深い深い眠りにつく作者であった。  

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