▲過去の作品

「投げる哲学者」  今永昇太

「五月人形みたいな顔だなぁ」というのが第一印象だった。 体型もどことなく金太郎を思わせるどっしり型。 メジャーに行った投手には、スラッとした長身の選手が多い中、丸い印象で後ろ髪に特徴のあるスタイルは、印象に残りやすい。 タイトルにも上げたように、彼のコメントは独特の言い回しで、ありきたりな回答でないのが好感が持てる。 それは海外の記者たちも感じていることのようで、更にユーモアセンスもあることから、インタビュー会見では、マスコミ陣に笑いが起こることが多い。 今年のMLBの開幕戦(ドジャースXカブス)は3月18日と19日に東京ドームで行われたが、ドジャースは大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、カブスには鈴木誠也と彼がいるので、日本のみならず、世界の野球ファンが東京ドームに押し寄せた。 日本のプロ野球はあまり観ないので、彼の横浜DeNAの頃の活躍は知らない。 WBCでの姿が、初めて見た雄姿だったと思う。 大谷より1歳年上の彼だけど、メジャーでは後輩の彼。 今や「大谷キラー」の呼び声もあるけれど、どこまでも謙虚に、お互いをリスペクトしあう姿が爽やかで良い。 
2025.5.01

「おはガール」→朝ドラ・三女役  原菜乃華

「おはガール」の頃は知らないけど、ぼくが彼女の存在を初めて知ったのは、ドラマ『真犯人フラグ』からだ。 失踪してしまう主人公(西島秀俊)の家族(妻・宮沢りえ、長女・原、長男・小林優仁)を中心に、疑惑や事件の真相を追うサスペンス。 このドラマで強い印象を視聴者に刻んだ。 その後、『ナンバMG5』『村井の恋』『波よ聞いてくれ』など、彼女を見る機会が増えていき、大河ドラマ『どうする家康』にも出演を果たした。 大河では、豊臣と徳川との間で板挟みとなり、政略の駒のような立場に追い詰められる、「千姫」という難しい役を見事に演じていた。 知名度的に大きなポイントになったのが、声優としてオーディションを勝ち取った、新海誠監督の『すずめの戸締まり』だろう。 映画では『ミステリと言う勿れ』で第47回日本アカデミー賞の新人俳優賞に輝いている。 そして女優の登竜門、朝ドラの出演。 現在放送中の『あんぱん』に、主人公(今田美桜)の妹役に河合優実と共に名を列ねている。 この三姉妹は「奇跡の三姉妹」になるんじゃないかな。 今後の朝ドラの主演を張りそうな河合と彼女が、姉妹役で画面に映っているのを、じっくり目に焼きつけておこう。
2025.5.01

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