去年9月の「今月の顔」似顔絵に、当時8月に行われたバスケ・ワールドカップ日本代表から富樫勇樹を描いた。 その時にモデル候補に上がっていた彼だったけど、「まだ彼は若いし、きっと世界に羽ばたくだろうから、その時に描こう」と、その時は富樫にした。 待って正解だった。 NBAグリズリーズでの彼の活躍は、アメリカでも存分に発揮され、観客から「We
want YUKI.(ユウキを出せ!)」というコールが起こるほどの人気になっているとか。 2メートル近い選手ばかりの中に、172cmの彼がゴールに切り込んでいく姿は、ゴリアテを倒したダビデのようだし、現代風に表現すれば人喰い巨人に立ち向かうエレン・イェーガーのようだ。 そして彼の代名詞となっているノールックパスは、まるでマジックを見ているように爽快だ。 味方がどの位置にいてどう動くかを予測しているんだろう。 それを高速に動きながら判断しているんだから天才としか言えない。 ただ、難を言えば3ポイントシュートの成功率がちょっと低いのが気になるな。 それが上がってくれば、もうスター選手は間違いないね。 メジャーリーグの大谷翔平のように、全米の、いや「世界のYUKI」になるだろうな。
|