▲過去の作品

日独合作映画『PERFECT DAYS』主演  役所広司

昨年の後半、異例の大ヒットでテレビドラマ界の話題をさらった『VIVANT』。 その中でも存在感がハンパなかったノゴーン・ベキ役の役所さん。 方やテロ集団の首領、方や孤児院の経営者という、悪とも正義ともつかない複雑な役柄を重厚な演技で魅せてくれた。 CMで見せるコミカルな役所さんも良いけど、ただ居るだけで画が保つオーラは流石だ。 年始を迎えて早々に、今度はヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』が米アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされたという。 渋谷の公共トイレの清掃員として働く主人公の、淡々とした静かな日々を描いた、ドキュメンタリータッチの作品だそうだ。 千代田区役所の土木工事課に勤務していた経験が活かされたりしているのかな? 様々な映画やドラマで、いろんな賞を受賞してきた役所さん。 ぼくが彼を初めて見たのは映画『タンポポ』だった。 白のスーツに白いソフト帽のいでたちのギャング風で、雨の中で絶命する間際まで「猪の山芋腸詰め」の蘊蓄を語るシーンが印象的だった。 映画『Shall we ダンス?』『笑の大学』『レイクサイド・マーダーケース』『THE有頂天ホテル』『バベル』、ドラマ『合い言葉は勇気』『陸王』など、たくさんの作品で楽しませてもらった。 

   

2024.2.01

懐かしの映画『BIG』のヒロイン  エリザベス・パーキンス

おもちゃ会社の企画開発職だったこともあり、『BIG』は親近感が強くて大好きな作品の1つです。 映画『トイ・ストーリー』もそうだけど、小ネタの数々は一般の人よりも納得して観れる気がする。 12歳の主人公が突然35歳の大人(トム・ハンクス)に変身してしまい、玩具会社に就職。 子供の心で開発にも助言をし、それが業績にも反映していくことで、ライバル社員には目をつけられ「あいつはマテルの回し者か?」とか噂される。 そんな中、主人公の面倒を見てくれるのが彼女で、ぼくは初めて見た瞬間から恋に落ちた。 初めはシニカルでライバルの彼女なんだけど、純粋な主人公に次第に惹き付けられていく女性。 コミカルな仕草が愛らしく、シリアスな演技とのバランスが良い。 『ドクター』『フリントストーン/モダン石器時代』『34丁目の奇跡』など観てきたけど、ケヴィン・ベーコンとのW主演作『ヒー・セッド、シー・セッド/彼の言い分、彼女の言い分』が大好き。 同じエピソードを男の側からと女の側からとの2本で構成している。 男のパートを男性監督が、女のパートを女性監督が演出しているのも面白い趣向。 ライバル同士の新聞記者がニュースショーのコメンテーターに。 男と女のそれぞれの駆け引きがわかって、しかもラストが気が効いたオチで気持ち良い。 大好きです!
2024.2.01

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