▲過去の作品

ジャニーズの演技派俳優  風間俊介

生田斗真と並んでジャニーズの中では演技を中心に活動をしている彼。 ダンスを踊ればキレキレなのに、あまり披露することは無い。 まず一番に思い出されるのが、なんといっても『3年B組 金八先生 第5シリーズ』の彼だ。 複雑な家庭環境から陰湿ないじめをする生徒・兼末健次郎役は強烈に印象に残っている。 生徒に対する贔屓や差別があることから、担任教師(ラサール石井)を暴行するシーン。 彼が蹲った教師の顔面を蹴る場面は強烈だった。 そしてもう1つあげれば、永山瑛太主演の『それでも、生きてゆく』の彼。 瑛太の妹を殺した罪で服役していた過去を持つサイコパスな役が彼だった。 加害者家族と被害者家族の辿った、悲痛な実情が描かれ、特に彼と大竹しのぶの対峙シーンは壮絶だった。 何を考えているか分らない表情や仕草のひとつひとつ。 瑛太と定食屋で対面で食事するシーンでもドキドキしながら見守ったのを思い出す。 かと思えば今回の似顔絵で描いた、ドラマ『初恋、ざらり』のように、恋におくてで優しい人柄の役も実に上手い。 『監察医 朝顔』の上野樹里の夫役の時とはまた違った優しさを見せていて、ジーンとさせる。 そういえば『Silent』にも出ていたね。 良い仕事してるね。   

 

2023.8.01

難しい役ばかりを選んでる?  小野花梨

子役出身の彼女は、芸歴が長いだけあって、クセのある役柄を演じることが多い。 ぼくが彼女の顔と名前を一致させるようになったのが、ドラマ『鈴木先生』だ。 中学校の鈴木先生のクラスの一人である彼女は、幼い顔立ちなのに「性」に対して開放的というか依存的というか、ちょっと刺激的なセリフが飛び交う設定だった。 このドラマには土屋太鳳、北村匠海、松岡茉優、矢作穂香、三浦透子などが生徒役で出演していたけど、エピソード的に覚えているのは彼女と藤原薫くんくらいで、あとは印象に残っていない。 そのくらい彼女はインパクトがあった。 そして世間がハッキリと彼女を認識したといっていいのが、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』 第1部の主人公・安子(上白石萌音)の親友、豆腐屋の娘・きぬちゃん役。 しっかり者で様々な面で安子を応援してくれた、清涼剤的な存在だった。 そして今回、似顔絵に描いたのが、放送中のドラマ『初恋、ざらり』の主人公・上戸有紗役。 軽度の知的障害と自閉症がある彼女が、年齢の離れたバイト先の上司・岡村龍二に恋をする話。 健気さと切なさを見事に演じていて、毎週が楽しみなドラマ。 前期の『罠の戦争』の時は、仕事の出来る議院秘書の役だったけど、まだまだ彼女は可能性を秘めていると感じる。 
2023.8.01

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