似顔絵を描く上での特徴のひとつ「八重歯」は、その人物らしく見せる似せポイント。 彼女の名前が全国区になった映画『君の膵臓をたべたい』の頃は、まだ彼女の八重歯は健在だった。 『亜人』と併せて日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した後に歯列矯正をしたようだ。 せっかくの似せポイントだったのに、似顔絵の武器を1個失って残念。 それでなくても、特徴の少ない整った顔立ちは、似顔絵師泣かせの顔なのに。 なので役柄に因んだアイテムとかヘアスタイル、衣装などで似せる方向に持っていく。 神木隆之介とW主演の朝ドラ『らんまん』では、和菓子屋の娘・寿恵子役。 滝沢馬琴の『里見八犬伝』推しの設定なので、ドラマに登場した『八犬伝』の単行本を添えています。 実業家に見初められダンスのレッスンを受けることになるが、最終的には万太郎と結ばれる。 時代的なこともあるけれど、日本髪にドレスを着てダンスを躍るというのは、見た目のインパクトがあったので、このスタイルで描きたいと思い仕上げました。 北川悦吏子脚本のドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』は期待していたけど、イマイチ印象に残るものには至らなかった。 この『らんまん』が『キミスイ』に続く、彼女の代表作になると良いね。
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