▲過去の作品

やんごとなき 松本劇場  松本若菜

こんなに美人なのに何故、主演作が少ないんだろう? 同じような大人しい脇役しか記憶になかった。 結構タイプなルックスなので、ドラマではちょくちょく見かけてはいたから尚更だ。 もっともデビュー作の『仮面ライダー 電王』は、佐藤健の方に目がいっていて、彼女の印象は殆どない。 記憶に残っているのは2019年のテレ東『さすらい温泉 遠藤憲一』のゲスト出演の回だ。 毎回、ゲスト女優の入浴シーンが話題で、出番も多く彼女のための話だったから印象に残っている。 そんな彼女が殻を破ったのが、ドラマ『やんごとなき一族』だね。 その少し前の『ミステリと言う勿れ』での、クールな女性刑事役も彼女にとっては挑戦的なものだったけど、イマイチ爪痕を残せなかった。 が、『やんごとなき…』で見事に全てを好転させた。 初回放送から振り幅のあるイメージチェンジは大成功。 ここまでやるかというほどの顔芸と、主人公の土屋太鳳をおちょくる替歌の熱唱は見物の1つになり、「松本劇場」と称されるほどの話題に。 彼女の、コメディー要素の強い作品をもっと観てみたいな。  
2022.8.01

ちむどん 理想の上司  山中 崇

現在放送中の朝ドラ『ちむどんどん』の評判があまり芳しくない。 常識はずれの言動や行動が多く、共感できるキャラクターが少ないと言われる。 確かに「無責任」「自分勝手」「金銭感覚の欠如」などが目立ち、沖縄の風景のように気持ち良さが少ないストーリー。 そんな中で「唯一の良心」とか「理想の上司」と言われているのが、彼が演じる新聞社のデスク・田良島甚内。 シニカルな言動の一方で部下を思う心が強く、素晴らしい助言を与えてくれる役柄。 ところが、そんな彼のたった一言のセリフでネットが炎上と言うから、ネット社会は恐ろしい。 「母親の一番の不幸は息子と結婚できないことって言うからな」というセリフに、「気持ち悪いセリフ」「あんなセリフ田良島に言わせんじゃねーよ」と田良島にと言うより脚本に対するブーイングが起こった。 それにしても、ここ最近のドラマで見かけることが多くなった彼。 調べると朝ドラには『ごちそうさん』『半分、青い』『エール』にも出ていたようだ。 印象に残っているのは『アバランチ』での、敵なのか味方なのかわからないクールな設定が強く残っている。   
2022.8.01

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