▲過去の作品

二刀流、怒りのトリプルコーク1440  平野歩夢

去年の東京オリンピックには新種目のスケートボードで出場した彼。夏冬五輪出場(二刀流)選手の1人に名前を列ねた。 2014ソチ五輪、2018平昌五輪の銀メダルから今回の北京五輪で念願の金メダルを獲得した。  スノーボード男子ハーフパイプの彼の演技は出場選手の郡を抜いてたもので、それは海外のメディアの目にも明らかなものだったと、現地を取材したスポーツキャスターの松岡修造も語っていた。 伝家の宝刀「トリプルコーク1440」を含む完璧なルーティンを成功させたにも関わらず、思いのほか得点が伸びなかった2回目の採点に怒りを感じ、臨んだ3回目の滑走でも完璧なルーティンを披露しての金メダルは、誰もが納得する演技だった。 テレビ画面で見ているとあまり解らないけど、彼の技の1つ1つは物凄く高い位置まで達している。 あるニュースでは、彼の最高到達点から地面まではビルの4〜5階の高さに相当すると紹介していた。 小学校の屋上から飛び下りるくらいの高さで、まさに命がけの演技をしていることにリスペクトを感じる。 そんな命がけの演技に対して曖昧な採点は許せないと思うよ。  
2022.3.01

高難度ジャンプなくても銅メダル  坂本花織

浅田真央なきフィギュアスケートは、何か物足りない気がしていた。 男子も女子もジャンプの回転数を競う種目のようになってきたフィギュア。 男子では4回転、女子では3回転が当たり前の世界になっている。 今回の北京では3強のロシア勢の中、派手なジャンプはなかったものの、ノーミスで丁寧な滑りで観客を魅了した彼女。 ロシア選手たちが、華奢で筋肉質な体型に、立体的でメリハリのあるルックス、派手な演技スタイルなのに対し、彼女はまるで対極のスタンス。 ネットで画像検索すると「こけし」の画像と並べて表示するものが目立ち、日本人形のような彼女の顔の印象は、万人の感想なんだと理解できる。 ぼくも彼女の似顔絵を描いていて「皇室の方を描いてるみたいだ」と思った。 3月ということもあり「彼女の顔で雛人形を作ったら似合うのにな」なんて思ったりもする。 お内裏様はさっぱりした王子様顔の羽生結弦がお似合いだろう。 「ふぃぎゅあ雛」ということで、吉徳さん久月さんいかがでしょうか?
2022.3.01

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