■NHKに愛される女優■ 清原果耶
波瑠が主演の朝ドラ『あさが来た』の女中役が彼女を見た最初だった。 幕末の時代だったかの舞台で、周りがみんな和風の顔立ちのキャストの中で、1人だけ異質の輝きを放っていたのが彼女だった。 健気で働き者の彼女「ふゆ」が、最終的に結ばれたのが三宅弘城演じる中番頭だったことに、少なからず驚いた記憶がある。 彼女の出演したドラマは結構観てきた。 『精霊の守り人』『死幣-DEATH
CASH-』『セトウツミ』『俺の話は長い』なんかが思い出されるけど、なんと言っても印象的だったのが、賞をたくさん獲った『透明なゆりかご』だろう。 脚本は『おかえりモネ』と同じ安達奈緒子。 産婦人科の実情を看護師見習いの彼女が体験していくストーリー。 「産んだら皆幸せ」とはならないリアルな世の中の問題に、ヒリヒリするように切実に観た記憶がある。 『精霊の…』『透明な…』の他に『螢草
菜々の剣』、そして朝ドラ『あさが来た』『なつぞら』に次いで3度目にして主演の今作『おかえりモネ』となり、彼女はNHKに愛されているように見える。 今回は『おかえりモネ』から「コサメちゃん」と「カサイルカくん」も添えてみました。 |
2021.10.01 |
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