▲過去の作品

「努力は天才を超える」  阿部一二三

2020東京オリンピック柔道で史上初、兄妹同日金メダルを成し遂げた、阿部一二三&詩の2人。 6才の頃、テレビで柔道を見て「かっこいい」と思い柔道を始めたが、小学生の同学年の女の子に投げられて負けたのが悔しくて、本格的なトレーニングを続けるようになった彼。 2018年の世界選手権で兄妹同時世界チャンピオンになった2人は、東京オリンピックでも金メダルを目指すようになった。 各メディアの取材時にも「兄妹で金メダル」を公言してきたが、それは決して容易い道ではなく、涙を何度も流しながら辿り着いた、険しい代表選抜の道だった。 特に、技量が拮抗するライバルの丸山城志郎との代表選抜一騎討ちは、24分もの長い闘いだったのを覚えている。 様々な試練を乗り越えて勝ち獲った兄妹2人の金メダルには、2人にしか解らない苦労がしみ込んでいるんだろう。  
2021.8.01

目標とする選手は「お兄ちゃん」  阿部 詩

先きに柔道を始めた兄・一二三を見て、自分も始めたという彼女。 兄よりも柔道センスが良いという天才肌だったが、小さい頃は練習嫌いだったという。 ある試合で負けたことをキッカケに、闘争心に火が点いたといい、様々な大会で優勝するようになる。 ある番組の特集で、試合に負けた彼女が号泣するシーンがあった。 傍らで慰める兄の一二三。 それまで彼女は、対外国人選手の連勝記録があったが、この時のフランスのアマンディーヌ・ブシャール選手による敗北で、記録が48でストップした。 彼女にとって外国人選手からの初めての敗北だった。 可愛いルックスと実力で、各方面で話題となって、取材される姿も何度も見てきたから、いつか機会があれば描きたいと思っていた人物の1人。 今回の2020東京オリンピック、兄妹同日金メダルは絶好のタイミング。  
2021.8.01

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