▲過去の作品

ダンディーでスマートな二枚目俳優、逝く  田村正和

ニュース速報が出るより、1ヶ月以上も前に(4月3日)亡くなっていた田村正和さん。 また1人、名優がこの世を去ってしまった。 代表作の『眠狂四郎』シリーズは、知ってはいたけど一度も観たことがなかった。 ぼく個人としては、『うちの子にかぎって』や『パパはニュースキャスター』など、コミカルなドラマに出演するようになってから観る機会が増え、『古畑任三郎』で注目度が上がった。 それまでの印象は、どこか影のある暗い役柄のイメージで、積極的に観たいと思う役者ではなかった。 キムタクと共演した『協奏曲』や、常盤貴子との共演の『美しい人』はよく観ていた作品。 でもやっぱり「田村正和」といったら『古畑任三郎』だろうな。 同じ役を長く続けることには抵抗があったという本人も、あの飄々としながらも冷静に状況を分析し、人情をも兼ね備えているキャラクターは気に入っていたんだろうな。 最期に、全然関係ない話だけど、Hey Sey Jumpの八乙女光くん、最近特に若い頃の田村さんに似てきた感じがするな。
2021.6.01

ストリートピアノYou Tuber  ハラミちゃん

絶対音感を持ち、知らない曲であっても1度聴けば、耳でコピー出来てしまう。 会話しながらでもスマホで曲を聴き、瞬時に弾けてしまう才能。 そして感情豊かなアレンジと表現力は、何度見ても心を揺さぶられる。 ピアノ漬けの幼少期から音楽大学に進学するも、周りの生徒の音楽に対する意識や技術の高さに、挫折しピアノを諦め一般企業に入社。 会社で頑張り過ぎた結果、引きこもりになってしまうが、職場の先輩の誘いで都庁のストリートピアノと出会う。 楽しそうにストリートピアノを弾く姿をSNSに投稿すると、そのパフォーマンスがバズるという、まるでマンガのストーリーのような経緯がある人。 彼女の素晴らしいところは、「ピアノが好き」という思いが、体全体や表情からも伝わって、聴く人をも楽しい気分にさせてくれるところだ。 彼女の弾く姿を見ていて「ぼくも似顔絵を描く時、もっともっと楽しそうに描くべきだな」と思った。
2021.6.01

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