■映画『君の名は。』が大ヒット■ 新海 誠
間違いなく2016年の象徴的人物の1人。 歴代アニメ映画の興行成績を次々に抜いて、1位の座にもう少しの『君の名は。』の監督。 これまでも何作かのアニメ映画を世に送り出してきて、その緻密な背景描写や、光の表現の美しさに定評があったけど、ここまでの観客動員を成し遂げるとは本人も思っていなかったそうだ。 15年くらい前だろうか、ぼくがゲーム系の専門学校でキャラクター・デザインの非常勤講師をしていた頃、脚本から作画&アニメーション、SEから編集まで作品の全てをたった独りで仕上げたということで、ニュースに取り上げられていたのを見たことがある。 その作品はショートムービーほどの短いものだったように記憶しているけど、当時はパソコンの可能性と共に驚きのニュースだった。 その後『ほしのこえ』だったかで商業ベースの作品を発表し始めた彼。 確かに背景の描写は凄いと思ったけど、キャラクターの魅力がイマイチに感じていた。 今回の『君の名は。』では、別の人がキャラクターを担当して、一般受けする登場人物になっていたのが大ヒットの一因な気がする。 |
2017.1.01 |
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