▲過去の作品

■存在感のあるハンサム女優■  吉田 羊

小劇場を中心とした活動をしていた彼女。 映像作品の出演が増えるキッカケになったのは、NHKの朝ドラ『瞳』の看護師役を、たまたま見ていた中井貴一が注目し、自ら朝ドラのチーフプロデューサーに電話をかけ「この女優は誰?」と問い合わせたことから始まるらしい。 何かの番組のゲストで出ていた吉田羊に、当時の映像を見せる企画があり、ぼくも件のシーンを見たことがある。 患者役の西田敏行をちょっと邪険に扱う看護師で、ほとんど顔は映らない小さな役。 それでも存在感があり、見る人が見れば判るんだなぁと思ったエピソードだ。 その中井貴一の紹介で三谷幸喜と出会い、数々のドラマにも出演するようになった。 ぼくが覚えているのは、EXILEの眞木大輔が主演の『町医者ジャンボ』での主要レギュラーの1人の役は、気になる存在だった。 そしてキムタクの『HERO』でブレイクって感じだな。
2015.6.01

■遅咲きのバイプレーヤー■  吉田鋼太郎

シェイクスピアなどの本格的な舞台を中心に活動してきた俳優。 蜷川幸雄演出の舞台の常連というから、演技力においては蜷川さんも信頼していたんだろう。 舞台中心であまり映像作品には出ていなかった彼を、映像の世界に引き込んだのは、プライベートでも仲の良い小栗旬だとか。 小栗が監督した映画『シュアリー・サムデイ』に吉田鋼太郎をキャスティングしたことで注目され、今やドラマや映画には欠かせないバイプレーヤーになっている。 いろんなドラマで顔は知っていたけど、意識するようになったのはフジテレビの『カラマーゾフの兄弟』だった。 ドストエフスキー原作を現代の日本に移し、市原隼人、斎藤工、林遣都の3兄弟の、父親に対する殺意が描かれた硬派な作品。 吉田鋼太郎の、暴君のような父親役のインパクトは、強烈に印象に残っている。 『花子とアン』の嘉納伝助で全国区の知名度になったんじゃないかな。
2015.6.01

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