■スピードとタフさはピカイチ■  長友佑都

ワールドカップ・ブラジル大会の日本代表は、磐石の布陣という感じ。 これで好成績が出なければ、もうそこまでの実力ということで諦めもつくというもの。 約半分が海外で活躍している選手なので、サッカーに詳しくないながら応援する方としても、親しみがわき感情移入がしやすいメンバーだ。 ヨーロッパで活躍する本田、香川、長友、内田、岡崎らの中で「この人は描いておかないと」と思ったのが、長友佑都選手。 今回、ザッケローニ監督を描こうとも思っていたんだけど、オシム監督もトルシエ監督も描いていないのに、ザッケローニだけ描くのは唐突過ぎるし、やっぱり描くなら選手だなと思い直し、「キリンチャレンジカップ2014」のキプロス戦で目に止まった彼を「今月の顔」にすることに決めました。 彼の顔は描きやすい方だと思う。 色黒でヒゲがあり唇が厚めなところは、ちょっと南米系の印象がある。 小柄なイメージだけど、170cmの身長は普通の人よりやや高い背丈。 海外の選手たちが長身で体型もデカイので、彼が小さく見えるんだね。 ボールを持ってからのスピードは凄い。 しかもピッチの縦を行ったり来たりのタフさは半端ない。 ワールドカップも是非、活躍して欲しいです。
2014.6.01

■ミュージカル仕込みの歌唱力■  松たか子

似顔絵の現場にいると、声を揃えて「♪ありの〜ままの〜」と歌っている子供たちをよく見かける。 さすがディズニーの影響力、映画『アナと雪の女王』は興行収入的にも大ヒットのようだけど、主題歌の「Let it go.」の力は凄いものがある。 『ピノキオ』の「星に願いを」並みのスタンダード・ナンバーになるかも知れないね。 女王の声も担当した松たか子が、この日本語版の主題歌も歌って、CDが売れない時代と言われる中、売り上げ貢献しているね。 オリジナルの英語版の歌詞の、「音」を意識した訳詞がまた絶妙で、原曲のイメージを崩すことなく、しかもリップ・シンクロが見事。 それにしても松たか子の、伸びのあるおおらかな歌いっぷりは気持ち良い。 May Jのカバー・バージョンも良いけど、やっぱり松たか子の方が力強さがあって好き。 松たか子といえば、ドラマ『ロング・バケーション』の清楚な役が印象に残っている。 キムタクに想われながら、山口智子の弟(竹野内豊)に走ってしまう女心。 切ない気持ちで観てました。 その後キムタクと松たか子のコンビは、『ラブ・ジェネレーション』『HERO』と、何度も共演している。 メディアの露出は控えめだけど、安定感のある素晴らしい女優さんですね。
2014.6.01