■なでしこの誉れ■ 澤 穂希
ドイツ戦に勝つまでは、ワールドカップが行われていることすら知らなかった。 「ワールドカップ女子サッカー」で金メダルに輝いた、日本代表「なでしこJAPAN」。 その後スゥエーデン戦にも勝利し、金メダルをかけての決勝戦の相手はアメリカ。 今まで1度も勝ったことのないアメリカでも、今回のなでしこJAPANは何かが違うと、日本国民のみんなが思っていたと思う。 ぼくと同じように、「俄かなでしこファン」になった日本国民が、彼女たちの試合に注目した。 決勝戦は見応えのあるドラマチックな展開。 先に点を獲られても、ギリギリのところで同点ゴールを決め、試合は延長戦へ。 それでも勝敗が決まらずPK戦へ。 監督の周りに集まった全ての選手の顔が、リラックスした笑顔だったのを見て、日本の勝利を確信した。 殊勲選手は何人かいたけど、なんと言っても今回の「顔」は澤選手だろう。 彼女の似顔絵を描こうと思ったのは、ドイツ戦に勝った直後。 「次の試合に負けたとしても、時の人は間違いない」と思ったからだ。 彼女の顔を見ていると、内野聖陽のイメージと重なるんだな。 特に鼻の形や口の表情が似ている。 |
2011.8.01 |
|
|
|