■ミスター・ニュース■  池上彰

昔、池上さんの本を読んで「なるほど」と感心したことがあった。 日本語の表現の難しさを、面白おかしく考察した本だった。 それを読んだ時はまだ、「池上彰」という人のことを、ほとんど知らなかった。 本の中に何度か出てくる、NHKの『週刊こどもニュース』のことを知り、見てみて初めて顔と名前が一致した。 今は光浦靖子と一緒に、別の人がお父さん役をやっているけど、やっぱり池上さんの方が説得力がある気がする。 ぼくが初めて見た時は、湾岸戦争の頃だっただろうか?  とても解りやすい説明に「こういう説明をしてくれれば理解しやすいなぁ」と感心したのを覚えている。 最近テレビのあちこちで、池上さんの顔を見るようになった。 解りやすさは健在で、どんなジャンルでも、こちらが知りたいと思う内容をピンポイントで、易しい言葉で説明してくれる。 説得力のある「話し方」って、あるよね。
2010.6.01

■9 Nine■  川島海荷

初めて彼女を見たのは、故藤田まことさん主演の連ドラ『役者魂』だった。 大物舞台俳優の藤田さんの「隠し子」の役。 幼い弟と一緒に藤田さんの前に現れ、マネージャー役の松たか子と絡む重要な役柄。 目鼻立ちのハッキリした彼女は、藤田まことさんや松たか子にひけをとらない存在感だった。 「この子は、すぐに主役になるだろうな」と思ったものだ。 それもそのはず、「9 Nine」というガールズユニットで歌を歌ったり、別の形で芸能の仕事を既にしていたのだ。 ぼくは雑誌の記事以外で、映像としての「9 Nine」は見たことがないけど、歌やダンスの経験が、役者としての表現力に役に立っているんだろうな。 彼女の顔の特徴は、濃い眉毛とクリクリした大きな黒目、鼻筋の幅が広く、小動物のような印象の表情だろう。 どちらかと言ったら「濃い顔」の分類で、比較的に描きやすい顔だ。
2010.6.01