『忠臣蔵1/47』 (2001.12.28 フジテレビ 金曜夜9:00〜11:52)

年末のスペシャル・ドラマの中でもキムタクが織田信長に続いて挑戦した「堀部安兵衛」。 まあ考えられることは、最初に「キムタクで何かスペシャル・ドラマを」という発想ががあって、年末の12月放送ということで「忠臣蔵」が選ばれたんじゃないだろうか。 当初は「討ち入り」の12月14日の放送を狙っていたけど、撮影の関係で遅れたか何かで12月28日放送となったんじゃないかな。 ただ「忠臣蔵」の主役である「大石内蔵助」をやるにはキムタクじゃ若すぎるし、息子の「大石主税」をやるには年がいきすぎてる。 ということで熱血漢の「堀部安兵衛」になったんじゃないか。 しかしこのドラマのキムタクは、目に力が入った演技だったね。 常に上目遣いで睨み付けるような迫力で、眉間には縦じわ。 殺陣だって(エッセイにも書いたけど)ほとんどアクションという感じで、撮影中キムタクの鼻に刀が当たって、鼻が曲がってしまったそうで、整体師さんに直してもらったそうな。 それにしても、キムタクくらいになると制作にも影響力があって、今回の「1/47」というタイトルはキムタクのアイデアだそうだ。 (『ギフト』のタイトルもそうだし、『眠れる森』のラスト、電車の中で死んでしまうのもそうなんだってさ。)      

堀部安兵衛