『昔の男』 (2001.4〜TBSテレビ 金10)

またまたドロドロな不倫ドラマで、内舘牧子ワールドがバリバリな内容だった。 「女」の、飾りや化粧を取り去った「本音」的な部分を、恐いほどに表現する内舘脚本は、『思い出にかわるまで』の今井美樹VS松下由樹や、『週末婚』の松下由樹VS永作博美の姉妹バトルが印象に残っている。 今回は、昔付き合っていた男を忘れられず、携帯電話のアドレスに「お守り」のように、削除せずにいた女が主人公。 でも過去を引きずるのって「男」の専売特許じゃなかったか? ぼくの経験では、別れた場合、女の方がドライな印象があるんだけど。 主演の藤原紀香には、今だに代表作が無い。 結構主演を張ってるんだけど、ちょっと力不足という感じか。 それに比べて、阿部寛は最近、出演ドラマが当たっているよね。 一時は、ちょっと肥っちゃって「ヤバイ」感じだった時もあるけど、痩せてから仕事が増えた感じ。 しかも、やたら裸になるのが多い。 でも最近、内藤剛志並にドラマ連続出演しているんじゃないか。 大沢たかおのドラマは、何故かあまり見てないんだよね。 『アナザー・ヘブン』や『美しい人』は見てたけど、主演よりも癖のある脇役の方が味が出る役者なんじゃないかな。 イラストとしては、富田靖子が一番似たかなと思うんだけど、藤原紀香はあまり自信がありません。 男は結構遊べるので、結構良いんじゃないかとは思ってるんだけど、女の人はデフォルメの限度が難しいので苦労することが多いのです。 

北沢迅人

原あかり 池田 嵐

池田マリ