『君ならできる』 (2001.9.27 テレビ朝日 夜8:00〜9:48)

最近のドラマにはなかった、安心して見られて、しかも 爽やかな感動を呼ぶ良いドラマだと思った。 細かいことを言えば、そりゃあ色々あるとしても、こういうドラマも良いなぁと素直に思った。 主演の高橋尚子役の平山綾ちゃんは、『ファイティング・ガール』の深田恭子の妹役の時より、伸び伸びとしていて好感が持てた。 彼女を初めて知ったのは、「ホリプロ・スカウト・キャラバン」で優勝したというワイドショーのニュースかなんかだったと思うけど、ドラマで初めて見たのは、日テレの本木雅弘主演、『隣人は秘かに笑う』の時だった。 「なんて整った顔なんだろう」と思ったものです。 小出監督役の竹中直人は、もう言わずと知れた素晴らしい性格俳優。 本人(小出監督)を研究したのか、小出監督のイメージ通りの演技で、実にハマリ役だったね。 この人を初めて知ったのは、往年の人気番組『ギンザNOW』の「ものまねコーナー」だった。 松田優作とか草刈正雄のものまねがメチャメチャ似ていたし、「笑いながら怒る人」なんていうのも当時からのネタ。 でも、この人は「お笑い」だけでなく、演技や監督という演出の方にも多彩さを発揮して、第2のTAKESIHIにもなれるんじゃないかな。   それにしても、このドラマの3日後の9月30日は、本家本元の「Qちゃん」が見事に世界女子マラソンの世界記録を大幅に縮めて、ベルリン・マラソンを優勝したね。 最後の2キロくらいは本当にキツそうな表情だったけど、最後まで走りゴールする姿には涙が出そうだった。 

高橋尚子

  

小出義雄