女性を描くのは大好きです。 でも本当に満足のいく作品がありません。 まだまだ修行が足りないのでしょう。 私の絵のスタイルは、見ても解るように背景の一部を切り取って窓のようにして、そこから人物が飛び出したようなレイアウトにすることが多いです。 

モデルは中江有里。『ポッキー四姉妹物語』とかNTTのCMなんかで、結構よくテレビに出てた頃に描いたもの。 画材は、色鉛筆と水彩絵の具。 目の大きさを多少大きくしたり、着ている服の色を変えたりしています。 

肌の色を着彩する時は、オレンジ→茶色→肌色→黒→赤の順番で重ねていきます。

ほとんどアレンジしてあるので、この絵のモデルが誰なのかを当てられる人はいないでしょう。 実は酒井法子の写真を見て描いたもの。 こういう髪型とか髪質って大好きなんです。サラサラのストレートでそれでいてフワッとした感じの髪。 絵を描いてると、自分が何フェチなのか気付かされることがあります。 この絵は、そんな髪の毛の感じを描きたくて作ったと言ってもいい作品です。

髪の毛ってよく見ると、キューティクルのせいで光が乱反射してて、色んな色が混ざってるんですよね。 だから描く時も茶色→黒→紫→青→緑という感じで着彩します。

本の表紙のコンペに参加した時の作品です。 内容が聖書に出てくるマグダラのマリヤの話と聞いて考えました。

上の作品と同じコンペの参加作品です。 マグダラのマリヤは、身を売る仕事で生活していたが、石打ちの刑になるところをイエス・キリストに助けられ、それから最後までイエスに心から従っていった女性。 『聖書』にもとづく話には興味があって、小説でも映画でもアニメでも見ます。 

出版社側は、もっと抽象的なデザインをイメージしてたみたいで、 結局このコンペは落ちました。