『2002 FIFA ワールドカップ KOREA/JAPAN』 (2002.5.31〜6.30)

一ヶ月間の興奮と、日本国民が挙って応援した今回のワールドカップで、サッカーの面白さを改めて教えてもらった。 日本と共同開催の韓国代表は「ベスト4」の快挙。 「アジアのサッカーもやるもんだ」と世界に知らしめたね。 日本代表だって、予選をトップで通過し決勝トーナメント進出の「ベスト16」は誉めてあげたい。 サッカーにそれ程、感心が無かったぼくでさえワクワクして試合を見ていたし、視聴率からしたって80%近くの瞬間があったわけだから、相当な関心のありようだったね。 巣鴨の刺抜き地蔵通りを歩くお婆ちゃんたちでさえ、「帰って、サッカー見なきゃ」と言わしめ、ぼくらに「夢」を見させてくれた期間だった。 「チケット問題」や「カメルーン選手団の到着遅れ」、「大阪道頓堀飛び込み者続出騒動」など、いろいろ問題もあったけど、日本中が一つのことにこんなに夢中になるのって、オリンピックや去年のメジャーリーグ、イチローの活躍以上の盛り上がりだったように思う。 そしてなんと言っても、ヘアースタイルにも流行を作ったイングランドの「デビッド・ベッカム」。 彼も今回の大会に注目を集めた功労者の一人だろう。 大会一ヶ月前ぐらいの試合中に骨折し、「ワールドカップ出場は難しいかも」と言われていたにも関わらず、最新の医療技術とスタッフの健康管理によって、完治させての出場にはビックリだ。 本人の執念が勝ってのことなんだろうな。 もし、今大会にベッカムが出なかったら、女性の観客の反応も少し違ったものになっていたかもね。 ただ気になったのが、彼の声。 インタビューで何回か聞いたんだけど、ちょっと高すぎる感じがして違和感があった。 そんな訳で、今やテレビでは毎日「ベッカム、ベッカム」と賑わっている中、 流行のものには乗っておこうと、「今月の顔」は絵になる男ベッカムの登場です。 

デビッド・ベッカム