『新・愛の嵐(戦後編) (2002.7 フジ昼13:30〜14:00)

先月の表紙に、フジの昼ドラ『新・愛の嵐』の青年編のヒロイン、三枝ひかる役の藤原ひとみちゃんを描いたら、結構ぼくの周りで見ている人が多く、ゴールデンのドラマより話題になっているんだね。 てな訳で「今月の顔」も『新・愛の嵐』から、主人公の鳥居猛役の要潤を描いた。 初めて彼の顔を見た時は、なんて細くてなんて顎が尖ってるんだろうと思った。 『仮面ライダー・アギト』の頃は全然知らないけど、トレーディング・カードの雑誌に当時の写真を見たことがある。 同じ『仮面ライダー・アギト』の賀集利樹よりも要潤の方が、ぼくは好きだな。 最近は、男の子向けのテレビドラマから、沢山の若手スターが出てきていて、子供ばかりか母親が熱くなっている。 だから昼のドラマも、若い母親を狙って若手の役者を多く使っているんだろう。 『新・愛の嵐』の前に放送していた『真珠婦人』で、横山めぐみとの悲恋を演じた、直也役の葛山信吾も『仮面ライダー・クウガ』の出身だ。 今月は、結構早くから着手していて、仕上げたのは8/25頃。 そうしたら、絵が仕上がった辺りから、ストーリーの流れが大きく変わってしまった。 三枝伝衛門の自殺、猛の出征、そしてサイパンでの戦死、そして第41話目からは、死んだと思っていた猛が帰ってくる。 しかも、三枝家を復興させるために、悪どい商売で戦後の闇市を牛耳り、財力を武器に「ヒール(悪役)」で戻ってきた猛はカッコイイ。 似顔絵を描いていて、「彼は耳を出した方がカッコイイのに」と思っていたところに、ヒールの彼がサイド・アップしたヘア・スタイルに変身。 「いいね、いいね」と思っているのは、ぼくだけじゃないだろう。 最近の若い男の子(甘いマスクが多い)にはない、落ち着いた雰囲気とワイルドさがあるね。 本当に少女マンガに出てくる男の子のような、「女の子の理想の男」という感じの顔してるよね。 

鳥居 猛