Column (12月) 


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2013.12.31 「ひみつ道具」のネーミング

ドラえもんのポケットから出てくる「ひみつ道具」は夢がある。 子供たちどころか大人でも「こんなのあったら良いな」と思うものばかり。 『ドラえもん ひみつ道具大事典』という本があって、それを読んでいると作者・藤子F不二雄の興味がどこにあるのかが解る気がしてくる。 比較的に「海」とか「水」に関係するものが目立つ。 これら道具のネーミングがまた秀逸なものが多い。 小学生がメインターゲットのマンガなのに、大人が納得するようなネーミングもあったりする。 「あらかじめ日記」「ユクスエカメラ」「アヤカリン」「オールマイティパス」なんて、言葉の意味も覚えられるよね。 そんな中でも感心したのが「サイオー馬」という道具。 悪いことの後、蹴飛ばしてもらうと、次に良いことが起こるという道具。 何年も経ってからネーミングの意味を理解するんだろうな。 それにしても「ガリバートンネル」って、ドラえもんの道具の名前だったんだね。

2013.12.27 レコメンド作家、辻村深月

本の帯の「泣ける本」というコメントにつられて買って読み、失敗したと思ったことが何度もある。 初めての作家の作品は、どんな文体なのか分からないから不安だ。 だから映画原作から入るケースが多い。 辻村深月の場合も最初は『ツナグ』だった。 松坂桃李が主演した映画のCM映像で「観たい」と思いながら、まだ観ていなかったので、読んでみようと買った本。 登場人物の心情を丁寧に描写していて、しかも仕掛けの巧みさに感動した。 一気にファンになり『凍りのくじら』と『ぼくのメジャースプーン』を続けて読んだ。 彼女の作品は、2度目以降が面白い。 1度目に読んだ時の「謎」の仕掛けが、再度読むと伏線の巧みさが効いてくるんだ。 伊坂幸太郎以来のレコメンド作家です。

2013.12.24 意図的なタイトルなんじゃない?

1月からの新ドラマの予告CMが流れ出している。 日テレの新ドラマ『明日ママがいない』は芦田愛菜ちゃんをはじめ、『八重の桜』や『Woman』で注目された鈴木梨央ちゃん等、子供たちがメインのドラマのようだ。 そのタイトルは、意図的につけた気がしてならない。 『明日、ママがいない』の「あした、まま」は、主演の芦田愛菜「あしだまな」の発音とそっくりそのまま。 絶対に撮影現場でスタッフたちは、愛菜ちゃんを探す時「あしだまながいない」とか、愛菜ちゃんが意外な行動をした時に「あしだまながいがい」とか言って、遊ぶんだろうな。 そのために芦田愛菜ちゃんを主演にした?

2013.12.21 常套句以外のコメントを

暖かい気候には「ポカポカ」、精力的に仕事をしている人なら「バリバリ」とか、感覚的な形容詞・擬音語を「オノマトペ」という。 外国にはない、日本特有の優れた表現方法。 マンガのセリフの吹き出し以外の、背景の位置に書き込まれるもので、ぼくら日本人は鍛えられてきた。 昔、バロン吉本のマンガで、真夏の炎天下で鳴く蝉の声を「じょんわ じょんわ」と表現されていて、個性的で良いなぁと思ったことがある。 テレビのレポーターやコメンテーターの発言がステレオタイプな感じでガッカリすることがある。 特に「食レポ」での感想コメントが常套句ばかりで、個性を感じない。 エビを「プリプリ」、野菜を「シャキシャキ」、焼き芋を「ホクホク」、うどんを「モチモチ」と、ひねりのない表現はもう食傷気味だ。 自分だけの表現で視聴者に感想を伝えるのは難しいと思うけど、ピッタリくる独自の表現をする人を見ると、「この人、頭良いなぁ」と思うな。

2013.12.16 『ゴッドファーザー』3部作

パート1は観たことがあったけど、高校生の頃だったからか、深く理解出来なかった。 先週CS放送で『ゴッドファーザー』の3部作を3日間で放送していたので、録画して一挙に観た。 『ゴッドファーザー』って、こういう内容だったんだね。 マフィア稼業を継ぐ気のなかった三男坊のマイケル(アル・パチーノ)の悲しい生涯の物語。 ストーリーは全然違うけど、家族を思うそれぞれの人間関係は、まるで『北の国から』のような感覚がした。 パート2とパート3は初めて観たんだけど、アル・パチーノとロバート・デニーロが若い若い。 しかもキレイな顔してる。 3部作全てで20年以上の月日が経過するので、パート3ではアル・パチーノもおじいさんになっている。 最後の最後のラストシーン、マイケルが田舎の家の前で椅子に座り、夕陽を浴びながら静かに絶命するシーンは、非常に印象的な名シーンになっている。 映画を観たというより、長編小説を読み終えた感じの作品だったな。

2013.12.09 自転車の前ブレーキが吹き飛んだ

正確には吹き飛んだのは、自転車の前ブレーキを固定してくるシャフトのボルト部分。 土曜日の夜、仕事の帰りに自転車で走っていたら、前ブレーキをかけた瞬間、ガツンッ!と衝撃があり、ブレーキがスカスカ状態になった。 初めはブレーキワイヤーが切れたか外れただけかと思ったけど、ワイヤーはそのままで、ブレーキのクランクというかフレームが自転車本体から外れてブラブラしていた。 金属疲労で破断したようなボルトシャフトの切断面。 そう言えば何年か前に、約9kgのキャリーバッグを前カゴに乗せて、約15kmの距離を週2日、5年間通っていたら、前カゴを支えている厚さ5mmくらいある金属が部分が、ポッキリ破断したことがあった。 長年の加重負担って積み重なるんだね。 いろんな事があるもんだ。 その日は仕方なく後ろブレーキだけで帰ってきた。 後ろブレーキだけで走ると怖くてスピードを出せないし、道交法違反でもある。 とは知りながら、昨日は注意しながら通勤に使った。 今日になって修理してもらってきたら、約3000円の出費だった。 

2013.12.06 アドバイスを受け入れて吉

ドラマ『独身貴族』で、脚本の執筆に悩む北川景子が、クライアントから無理難題を課せられる場面があった。 その時、草薙剛が言う「作家がやりたいこととクライアントの要求に、折り合いをつけるのがプロの仕事」的なセリフがあった。 要求やアドバイスを突っぱねるのは簡単だけど、素直に従ってみることで数段良いものが出来上がることがあるのも事実。 第三者の客観的な視点は、作者には見えない盲点を教えてくれる。 その盲点に気付かせてくれる人がいることは、幸せなことかも知れない。 ただ、クリエイターというものは得てして、「直し」や「修正」が嫌いなものです。 ちょっとした直しでも、抵抗を示すのが常。 ぼくもそう。 今は亡き桜坂やっくんの「ドクター・シーラボ」の似顔絵の仕事時の担当者は、粘り強く「直し」に付き合ってくれたお陰で、ぼくも納得のいくものが出来上がりました。 的確なナビゲーターがいる仕事は、作品的にも理想的なことだと思います。

2013.12.04 乾燥肌は汗ばむと痒い

湿度が低い季節は気持ちが良いんだけど、肌が乾燥しているので、指先がカサカサしてくる。 毎年この時期になると、右手の親指と人差し指の腹の先の水分が失われ、ひどい時にはアカギレで血が出てきたりする。 それも煩わしいんだけど、もう一つ難儀なのが汗ばんだ時の痒みだ。 肌の表面が乾燥していて、歩いたり温かいものを食べたりすると、中からじんわり汗が出てきて、肌の表面との湿度差が出てくるからか、痒みが現れる。 何故なんだかぼくの場合、太ももからお尻のあたりを中心に痒くなる。 外出中だとズボンの上から掻くんだけど、あまり的確に掻けなくてイライラする。 家に着いた瞬間にバァーッとズボンを脱いで、おもいっきりワシャワシャ掻きまくります。 この時期の乾燥肌、ご自愛ください。

2013.12.03 ヘアカット後の鏡

似顔絵の現場では帽子をかぶっていることが多い。 今の現場のピオニウォークになってから帽子をかぶるようになったので、もう3年になるかな。 日常と仕事を切り替えるためのコスチュームのような役割と思ってかぶっている。 ぼくは髪の毛の量が結構豊富な方で、髪の毛が伸びてくると帽子が髪のボリュームで収まりにくくなってくる。 前回に切ってから3ヶ月ちょっと経ったので、今日ヘアカットに行ってきた。 理髪店でいつも思うことがある。 カットが終わった後「こんな感じで如何でしょう?」と、後頭部の襟足を鏡で見せてくれる。 いつも思うのは、最後だけ見せるんじゃなく、最初の状態も見せておいてくれれば、カット後の変化の度合いが分かるのにということ。 普段から後頭部なんて見慣れていないんだから、使用前と使用後の両方を比較させてくれれば、「なるほど」と納得もできる気がするんだけどな。 

2013.12.01 少し不揃いな方が好き 

日光東照宮の陽明門は、当時の芸術の粋を尽くした技術で、完璧と言われた。 あまりにも完璧過ぎたので、魔が入ることを恐れ、一本の柱だけを逆さにしたという。 完璧はピークであり、あとは右肩下がりに下降することを暗示している。 ピークの一歩手前が一番勢いがある。 これは絵画や写真にも言えることだそうで、動きの躍動感はピークの一歩手前が理想的なんだとか。 茶道の「わびさび」も似たようなニュアンスがある。 茶室の庭をきれいに掃除した後に、わざわざ木の葉を散らしたり、炉の灰をきれいに整えた後に、これまたわざわざフリーハンドの筋を付けて崩す。 個人的な好みなんだけど、歯並びがきれい過ぎる人より、少し歯並びが悪い人の方が魅力を感じるんだな。 あんまりガチャガチャしているのは嫌だけど、少し不揃いなのは個性的に感じて魅力的。