「コリン星の優子りんだぷぅ〜」 小倉優子

喋らなければ文句無く”美少女”なのに、最近のアイドルは何故か”不思議キャラ系”が多い。 山口もえや釈由美子など、おっとりしていて不思議系というのが特徴的。 この傾向は、藤谷美和子あたりから始まるんだろうか?  とにかく、今時のアイドルは「可愛いだけではダメ」なんだろう。 しかし彼女は、ただの”おっとり不思議系”では無い感じがする。 バラエティー番組でのトークの切り返しの絶妙さが素晴らしい。 非常に状況判断が速く、しかも普通の応えではなく独自性がある。 天性なのか計算しているのか、「この子は侮れないぞ」と思わせることがある。 『ロンブー・ドラゴン』で、衝立に隠れて彼女が体験したこと(ラグビーのスクラム)を、他の解答者たちが当てるというゲームで、「ヒントはレモンです」とか、解答者が「どんな場所でするもの?」という質問に「花園とかです」というのは凄いと思った。 『愛のエプロン3』では、生きた魚が怖くて触れないからと、電子レンジに生きたまま入れて加熱し、暴れる魚の姿を見て泣きながら「キャーキャー」叫ぶ姿は、ホラーだった。 (無邪気な女の子が、追い詰められた時にとる行動の方が、相当怖いんだと思った) その後、司会者に「魚はどうなった?」と聞かれて、「お亡くなりになりました」と返すコメントにまた、ナイスなコメントだと感心。 彼女は、天下を取るかも。
2003.12.01

「ア ガール」 上戸 彩

「Z-1」の頃の、グループで歌を歌っている姿は一度も見たことがないんだけど、コンビニ『スリーエフ』のCMで4人で出演していたのは記憶している。 その後『日清カップヌードル』のCMで、横断歩道の真ん中でキスするシーンが話題になり、瞬く間にドラマ出演が多くなっていった。 彼女の存在を決定的に印象づけたのが、何と言っても『3年B組 金八先生6』の鶴本直役。 性同一性障害という非常に難しい役を、常に低い声で演じきったことが、彼女の飛躍の一因になった。 そして映画初主演『あずみ』へと続く。 男兄弟の中で育ったので、普段から男っぽい服装が多いというけど、『家庭教師のトライ』のCMでは、等身大の女の子のイメージで、制服姿がよく似合っている。 あのCM、ワイヤーを着けてはいるものの、実際に3.5メートルの高さから落下してるんだそうだ。 『金八』や『高校教師』の時の彼女も良いけど、個人的には『マイリトル・シェフ』や『ひと夏のパパへ』の彼女の方が好き。 来年公開予定の映画『インストール』は、現役女子高生が書いた小説が原作で、主人公の設定がこれまた変わっているけど、どんな風に演じるのか興味があります。
2003.12.01