■歴代再高得点の金メダリスト■  キム・ヨナ

バンクーバー・オリンピック、女子フィギュアスケートで歴代最高得点で優勝した、韓国のキム・ヨナ。 GOEという評価点方式の採点方法を、最大限に意識した戦い方で、真央ちゃんに大差をつけて優勝した彼女。 パーフェクトな滑りと表現力は、この4年の間にメキメキと実力を上げてきた。 韓国では「国民の妹」と言われるほどの人気。韓国のCMでも引っ張りだこの彼女は、「金メダルを獲らないわけにはいかない」プレッシャーの中で戦い、優勝した。 真央ちゃんファンのぼくとしては、悔しさからキム・ヨナの似顔絵は描きたくなかったけど、オリンピックから1ヶ月が経ち、「世界フィギュアスケート選手権」で真央ちゃんが優勝したこともあり、今回はキム・ヨナを描く気になった。 なんと言っても、今の時代を代表する人物だし、矢吹丈に対する力石徹、テンポイントに対するトーショウボーイのような、真央ちゃんにとってのライバルだから、似顔絵の題材としては充分な人物。 描くとなれば、やっぱりSPの「007」のポーズとコスチュームだろう。 引退説が出ているけど、ソチ・オリンピックまでは続けて、真央ちゃんと良い戦いを見せて欲しいな。
2010.4.01

■ポーカーフェイスの怪優■  板尾創路

独特な世界観を持っていて、何を考えているのかが全く読めない不思議な存在。 ダウンタウンの『ガキの使いやあらへんで』だったか、外人の妻と子供を連れて出てくるシュールなキャラが、妙に印象に残っている。 お笑い芸人(?)の中にあって、仮面のような変化のない表情で、シニカルな笑いをとるスタイルは、彼だけの持ち味。 そんな彼の味を活かしたドラマ『木下部長とボク』は、脚本の大宮エリーが彼に当て書きしたシナリオなんじゃないかと思うくらいハマっていた。 『救命病棟24時』の時は、頼りがいのある救命医を演じていたけど、確かその収録期間の間に、娘さんを亡くすというニュースがあったが、翌日の収録には出ていたという話を聞き、プロ意識を感じた。 彼が監督・主演した映画『脱獄王』は見てないけど、いろんな才能を持った役者だと、今後の活躍に期待している。
2010.4.01