■侍たちの総大将■ 原辰徳 監督
現役時代は"若大将"と呼ばれた原監督。 "侍ジャパン"を率いて出陣した当初は、まだWBCの盛り上がりもイマイチだった。 第1ラウンドの最初の韓国戦で、コールド勝ちした辺りから徐々に盛り上がってきた。 その後、順風ではない進み方が尚更、盛り上がりに拍車をかけた感じがした。 ベンチで試合を見つめる原監督の姿は、常に姿勢が良く、正に陣中で戦況を見つめる大将のようだった。 三振した城島がバットを置いたまま、バッターボックスを去って、アンパイヤの反感をかい退場になった後、選手交代を告げる時にアンパイヤに対して、にこやかな笑顔で対処していた心使い。 優勝後、「まったくお前さんたちぁ、良い侍になった!」と言ったシャンパン・シャワーのセリフ。 日本に戻っての会見で、足の負傷で先に帰国していた村田選手に金メダルを渡す際には、立ち上がった村田選手に、「歩けないだろ。そのままでいいよ」と自ら席をたち、村田選手のところに近づいて、メダルをかけてやった姿。 "名将"と感じたシーンだった。 |
2009.4.01 |
|
|
|