■「YES WE CAN」■  オバマ次期大統領

長い戦いの末に次期大統領に当選した、バラク・オバマさん。 同じ党内での候補者選びでは、ヒラリー・クリントンをおさえ勝利。 アメリカ史上初となる、方や「黒人大統領」、方や「女性大統領」という戦いは、世界の注目を集めた。 派手な宣伝が大好きなアメリカの選挙では、テレビの映像がよく使われ、相手候補者の欠点をとりあげるネガティブ・キャンペーンが繰り返される。 ヒラリーに勝利してからは、共和党の代表候補のマケイン氏との戦い。 マケイン氏もまた、アメリカ史上初の「最高齢候補者」という存在だったから、話題には事欠かない選挙戦だった。 オバマさんの選挙戦を見ていて思い出していたものが2つある。 ひとつは、映画『バックトゥーザ・フューチャー』だ。 主人公のマーティーが、若き日の父親に出会うレストランの黒人アルバイト店員。 掃除をしている彼に、未来から来たマーティーが「あなたは市長になる」と告げるシーンを思い出していた。 もうひとつは、ドラマ『24』のシーズン1の黒人大統領候補、デビッド・パーマー上院議員。 フィクションの世界の話が、現実になる日が来たという感じ。
2008.12.02

■天璋院・篤姫■  宮崎あおい

今年のNHK大河ドラマ『篤姫』の影響で、”篤姫ブーム”が起きたほど、この歴史上の女性の生き方が話題になった1年だった。 とは言うものの、歴史に疎くて、しかもドラマ『篤姫』も観ていなかったから、篤姫の情報がほとんどない。 似顔絵を描くにあたって、先週の放送(11/30)を録画したら、西郷隆盛の江戸攻めを止めるため、勝海舟にある書状を託し、それを読んだ西郷が、江戸攻撃中止を約束するという、「無血開城」のキッカケとなったエピソードを放送していた。 主演の「篤姫」を演じた宮崎あおいを初めて知ったのは、飲料水のCMだったと思う(サントリー『南アルプス天然水』だったかな?)。 それ以前から舞台『星の王子さま』などで、演技力に定評があったらしく、微妙な恋心を表現したCMで、「いい演技だなぁ」と思ったのが、最初の印象だった。 彼女は、顔の作りが"童顔"なので小柄な印象があるけど、意外に身長が高い。 彼女の代表作って一体何だろう?  かなり考えた末に、やっと映画『NANA』のハチ役を思い出したほど、印象が薄い。 民放のドラマにも出ていない(?)気がする。 『篤姫』も『純情きらり』も観ていなかったぼくには、「アフラック」や「東京メトロ」のCMの彼女しか知らない。
2008.12.02