■晴れやかな銀メダル■ 浜口京子
アテネ・オリンピックのときはプレッシャーからか、あまり良い表情がなかったけど、今回の北京オリンピックでは、とても晴れやかな笑顔で表彰台に登っていた。 一度オリンピックを経験しているということが、精神的な安定となっていたんだろう。 顔面骨折や誤審などで不運が続いていたから、本人としては辛かった4年間たったと思う。 そして本音を言えば、やっぱり金メダルを獲って欲しかった。 「気合だー!」と喝を入れて応援してきた、父親のアニマル浜口さんも、練習後は張りつめた気持ちを解くために、笑いビクスを考案したりと、彼女を支える体制は万全。 3位決定戦に勝利した彼女が、2階席によじ登り、母親と抱き合って喜ぶ姿は、北京オリンピックの名シーンのひとつだね。 試合が終わったばかりなのに、アニマル浜口さんが「ロンドン!ロンドン!」と連呼するのは、アテネの時とおなじだけど、今回の彼女は何かがふっ切れたのか、「レスリングが大好きなので、ロンドンに行きたい」と意欲的な発言もしている。 似顔絵を描いていても、明らかに表情が明るく、内側から自信が溢れているように見える。 ロンドンに出場したら、今度こそ金メダルを獲ってくれそうな予感がするな。 |
2008.9.01 |
|
 |
|