■わっちが一升庵の女将でやんす■ 蒼井 優
フラガール姿の彼女も可愛かったけど、着物姿で”柔らかい”印象の彼女もステキだ。 倉本聰さんの言い方を借りれば「ひらがなの”女”」という雰囲気が魅力的。 イオン・カードのCMが、彼女を初めて見た最初だと思う。 若手の中では演技派なのに、ドラマや映画の主演は少なかった。 なんと言っても、映画『フラガール』のヒットで、知名度を大幅に上げたんじゃないかな。 東北弁のセリフと、独りで黙々と練習する姿が、健気な感じで良かった。 テレビでは『Dr.コトー診療所』の、看護師役が印象的だった。 彼女の顔は、目と眉毛が比較的離れているのが、”柔らかい”イメージを作っている気がする。 そして笑ったときの目が、半月上になり、屈託のない表情になるのが特徴。 今回、初主演のドラマ『おせん』は、マンガ原作らしいけど、彼女の着る着物や着こなし、ヘアースタイルが毎回違っていて、特に、着物にマフラーを巻いたような姿は、ちょっと独特のキャラになっていて良い。 彼女のセリフは、「わっち(一人称)」とか「〜でやんす」など、花魁言葉がまた新鮮な感じがする。 料理に対する哲学とも言える拘りや、オフの時は大好きな酒を朝から飲むなど、キャラクター設定が魅力的だと思う。 今期の連ドラの中では、一番好きな作品だ。 |
2008.6.01 |
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