■礼儀正しい黒人演歌歌手■  ジェロ

初めて見たと時の衝撃は、かなりのインパクトだった。 「一発屋」の芸人が出てきたのかとも思ったけど、歌を聴いてみると本格的。 それ以来注目するようになって、「これは新しいなぁ」と応援したくなった。 流暢な日本語は、大好きだった日本人のお婆ちゃんの影響で、お婆ちゃんを喜ばせたくて、演歌を歌っていたという子供時代があるだけでなく、4年間大阪の大学に通っていた経緯によるものだとか。 彼の礼儀正しさは、日本人(特に現代の若者)が忘れてしまった、”日本人の心”を体現している。 『冬のソナタ』が日本に初めて入ってきた時、ヨン様を初めて見た主婦たちが、今の日本に無くなった”清潔感”や”清々しさ”を感じ、韓流ブームが始まったのと似ている。 それは、演歌の先輩である氷川きよしにも通ずるものかも知れない。 若い男の演歌歌手が少ない中に、ジェロのような存在は老若男女に受けるキャラクターだ。 デビュー曲『海雪』は、作詞・秋元康に作曲・宇崎竜童という黄金コンビ。 「♪あなた追って出雲崎 悲しみの日本海 愛を見失い岸壁の上 落ちる涙は積もることのない まるで海雪」という歌詞は、演歌の王道。 カリフォルニアの海しか見たことがない、ヒップホップ系スタイルの黒人が歌うんだから意外性の塊で、いやが上にも注目度が上がる。 2月20日にCDデビューし、オリコン初登場で4位というから、如何に支持者が多いかが解る。 彼の目標である「NHK紅白歌合戦」出場も、夢ではない気がしてしまう。 
2008.3.01

■『ショーパン』■  生野陽子

「レディー・ゴー!」というかけ声で始まる、フジの新人女子アナの中で、1番の注目アナが担当する登竜門的番組『○○パン』。 千野志麻アナの『チノパン』から始まり、高島彩の『アヤパン』と続き、現在担当しているのが、『ショーパン』生野陽子アナ。入社して1年目で、自分の名前が盛り込まれた番組の司会を担当するんだから、結構プレッシャーもあったと思うけど、持ち前の明るい性格で、生き生きとこなしている彼女。 確かに、同期入社の女子アナに比べて、フリーになっても直ぐに通用しそうな、応用力というかアドリブ力があるように感じる。 彼女の顔は不思議だ。 すごく可愛いと思う時と、「あれ?寝起き?」と思うくらい、ボヤッとした印象の時がある。 ちょっと吊り目がちの黒目が大きい目、大きめの鼻にポッテリとした唇が、彼女の顔の特徴。 
2008.3.01