■転けても転けても笑顔■ 福士加代子
初マラソンとなった「大阪国際女子マラソン」で、19位に終わった彼女。 ソフトボールをやっていたが、高校にソフトボール部が無く、陸上に転校した経緯があるようだ。 インタビューなどで優等生的なコメントばかりの人が多いなかにあって、彼女のコメントは意表を突くものが多い。 走っている時の顔は、苦しそうな表情なのに、終わってみるとケロッとしているのも彼女のスタイル。 それがまた良いキャラクターに感じるんだな。 女の人にこういう例えは悪いかも知れないけど、彼女の走っている時の顔は、どこか”魚”に似ている。 生まれながらの陽気さで、いつも周りを明るくしている印象がある彼女は、『ドカベン』なら絶対に”殿真”の位置だろう。 マラソンは、30q以降は”地獄の苦しみ”なんだそうで、彼女の場合も失速したのが30q付近。 転んでも転んでも、笑顔さえ浮かべながらゴールを目指す姿は、彼女らしいと思った。
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2008.2.01 |
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