S.A.G.A 佐賀、これが悲しい性。 はなわ

今年はお笑い芸人のブレイクが凄い勢いだね。 綾小路きみまろ、テツ&トモ、ダンディ坂野など、最近はみんなCD化で盛り上がっている。 この傾向は三瓶あたりから始まったように思うんだけど、オリコンの上位に登場するほどの勢いは、再びお笑いブーム到来の予感か。 そして今月の顔の「はなわ」。 「塙」と漢字では書くそうだ。 自分の出身県の佐賀県について、毒舌調に歌った歌は、地方のローカル性を面白く紹介していて、逆に街興しに繋がる。 佐賀県の知事もユーモアが解る人みたいで、彼を応援しながら街興しに利用している。 今では佐賀県だけでなく、他の県の歌を増やしていて、しかもどの県の歌も面白い。 はなわの偉いところは「大阪は日本一駐車場が多いのに、駐車違反が日本一」とか「長野県は教育県なのに、進学率が低い」など歌詞作りに、その県の特色をよく調べているところだ。 ぼくが好きなのは、大阪の「ぼくら炭水化物ティズム」というフレーズ。 ゴジラ松井のものまねの時は、顔にメイクをしていたので彼だとは思わなかったけど、ベース漫談というスタイルが確立して良かったと思う。 全国の県の歌を聴いてみたいね。
2003.7.01

ぎゅーん! ぎゅ ぎゅーん! 宮迫博之

宮迫さんって人は「器用な人だなぁ」と思うよ。 今では『ワンナイ』では、無くてはならないキャラの一人で、お笑いのセンスもかなりある。 歌を歌わせれば「くず」のユニットで、見事なハーモニーも聞かせてくれるし、ユーモア溢れる振り付けも彼が担当している。 彼の歌声も、ぼくは好きな感じの声質だ。 そしてドラマで見せる、シリアスからコミカルな役まで出来る演技の実力は、もう名バイプレーヤーと言えるね。 ぼくが初めて彼の演技を見たのは、野島伸司脚本の『美しい人』で、大沢たかおの同僚刑事の役だった。 その後『救命病棟24時』や『春ランマン』などを経て、『東京ラブ・シネマ』では白石美帆と結ばれる、美味しい役にまで上がって来た。 とは言いながらコントでの妙なキャラは健在で、「車、車、車、車3つで轟きです」は、ゴリエと並ぶ『ワンナイ』の看板キャラだ。 お笑いの弾け方と演技の確かさというギャップが良い、素晴らしい役者の一人だ。 
2003.7.01