■”貧乏くじ”総理?■  福田康夫

”貧乏くじ”とか”背水の陣内閣”とか、切羽詰まった言葉が並ぶ新内閣。 キャラが立ちすぎて秋葉の若者に絶大の人気だった、麻生太郎氏を破って新総理の座に就いた福田康夫首相。 皮肉屋でシニカルな言動が目立った人だけど、滑り出しの支持率は50%を超える、順調なスタート。 父親の福田赳夫が首相に就いたのと同じ、71歳での総理就任は、初めての親子総理となるらしい。 顔をたくさん見てきた職業柄、気になっているのが”メガネ”の首相は少ないという事実。 昭和の初めまでの初期の頃には、メガネの総理も多かったけど、田中角栄以来を見てみると、今回の福田首相を入れても19人中、メガネの人は4人しかいない。 三木武夫、宇野宗佑、小渕恵三、福田康夫という顔ぶれ。 宇野総理が169日しか続かなかったからか、ちょっと偏見かも知れないけど、メガネの総理は長続きしない気がしてしまうんだな。 日本人=チビでメガネに出っ歯というイメージがあるけど、意外に首相はメガネが少なかったんだね。 どちらかというと”堅苦しい”イメージがある福田さん。 でも意外とインタビューの受け答えは砕けたコメントが多い。 福田さんの顔の特徴は、額と鼻から口までの距離が長いということ。 表情があまり豊かではないから、DSの表情筋トレーニングを薦めたくなってしまう。 「以前の自民党に戻ったみたい」という見方もあるみたいだけど、小泉首相が作った体制が、安倍首相の代で崩壊してしまった感がある今、リセットしなければならない状況なんだろう。 ある意味では、次の総理になる人に期待するしかないのかも知れないと言ったら、福田さんには可哀想かもね。
2007.10.01

■踊る女子高生■  多部未華子

初めて彼女を見たのは、映画『HINOKIO』のCFだったと思う。 映画本編を観ていないので、その時はあまり印象が薄かったけど、その後フジの夕方の『ガチャポン』で、生瀬勝久&室井滋夫婦の長女役(妹は夏帆)で、ハッキリと彼女の存在を認識した。 それからCMにも登場することが多くなり、サントリーの『南アルプス天然水』や、JR東日本の”駅中サービス”の彼女は、印象に残る存在だった。 そして前期のドラマ『山田太郎ものがたり』での、山田太郎(二宮和成)に恋する妄想が面白かった。 貧乏な山田太郎を大富豪の御曹司と勘違いして、”玉の輿”に乗る事だけを夢見て妄想する彼女が、堪らなくチャーミングだった。 どちらかというと和風な顔だちだけど、笑顔がとびきり輝いていて、印象に残るルックス。 彼女の顔の特徴は、上瞼が厚めの奥二重で、一重瞼のような印象がある目。 丸い輪郭で、笑った時の口が横に大きく広がること。 唇は薄い感じで艶があり、今時の女子高生の特長である、”逆さ台形”の形をする笑顔。 どちらかというと”和風”な”しょうゆ顔”の部類に入るんじゃないかな。 『山田太郎ものがたり』では、元気いっぱいの女子高生だったけど、意外にホラーなんかも合ってるんじゃないかな。
2007.10.01