■”俺様” 道明寺司■ 松本 潤
一番最初に”マツジュン”見たのは何だったか忘れてしまったけど、滝沢秀明や今井翼、生田斗真などと同じように、まだ声変わりする前から、彼の顔はテレビで見ていた気がする。 顔のパーツひとつひとつが、それぞれ大きいので、似顔絵としては比較的、描きやすい方の顔。 丁度10年前のドラマ、日テレの『ぼくらの勇気 未満都市』の時は、まだ幼い印象で、女の子みたいな感じだった。 それから堂本剛から主役を引き継いだ、『金田一少年の事件簿』の連ドラ初出演。 『ごくせん』でのツッパリ的な演技より、『きみはペット』のような、ちょっと甘ったれた感じの演技の方が、ぼくには合っていたように思える。 彼のような端正な顔が、ツッパリの演技をすると、なんか背伸びし過ぎているようで、見ていて辛い。 でも、彼のように20代前半の時期は、大人っぽい役をやりたくてしょうがない時期かも知れない。 今回の『花より男子』では、ツッパリというより、大企業の御曹司なので、社会常識に疎く、傲慢で我が儘な性格の役どころ。 クルクル・パーマで、ちょっと間違ったら”オバサン・パーマ”になりかねない、ビミョーな髪形。 今時、自分のことを「俺様」と言いきる奴ってなかなかいないけど、時代錯誤な表現や”道明寺語録”がたくさん出てきて、マンガの世界観を楽しく演じている。 そういうところが憎めないキャラの、道明寺司を好演している。 |
2007.3.01 |
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