■「喝!」親分の孫娘■  大沢あかね 

ぼくは2002年から、いろんな分野で「今後に注目の人物」という若い人の名前を、メモしておくようになった。 その2002年の項に載っているのが、バレーボールの栗原恵、マラソンの渋井陽子、ボディボードの西村優花、インラインスケートの安床兄弟、そしてフィギュア・スケートの浅田真央。 そのメンバーに並んで、彼女の名前が載っている。 4年前の『スーパー・ニュース』の特集で、”小中学生のファッションのカリスマ”として紹介されたのが、大沢あかね彼女だった。 『ピチレモン』等の小中学生向けファッション雑誌で、モデルをつとめていた彼女を、憧れの目で見つめる子供たちの表情が記憶に残っている。 雑誌のイベント会場で、読者の女の子たちと写真に入って上げている彼女と、バラエティー番組で島田紳助や明石家さんまにバカにされている彼女は、同一人物とは思えないほど、いじられキャラに変わってしまった。 まあ、その方が仕事が獲りやすいという戦略なのかも知れない。 プロ野球の大沢親分の孫娘という出自は有名。 以前TBSの昼ドラ『ドレミソラ』に出演していた記憶があるけど、今後は連続ドラマや映画などの出演も見てみたいから、そっちの方面でも是非、頑張って欲しいな。
2006.12.01

■偉人の末裔■  織田信成

喜怒哀楽の表情が豊かで、解りやすい性格が滲んでいる彼は、好感が持てるなぁ。 それだけに、トリノ・オリンピックを賭けた選考大会で、1度は優勝の栄冠を手にし、表彰式まで行われながら、後に採点システムのミスで、高橋大輔選手にトリノ行きを奪われた形になったシーンは、観ている側も可哀想でならなかった。 でも、流石スポーツ選手だけあって、決まってしまった後は気持ちを切り替えて、先輩の高橋選手を応援していた彼が健気に見えた。 試合の時も、「Mr.マリオ・ブラザーズ」の曲をコミカルな振り付けで舞い、観客に楽しさを味あわせてくれたり、好得点の結果に、涙で顔をくしゃくしゃにしながら喜んだり、本当に隠し事がない性格が見られた。 元(?)同級生の彼女のことも、マスコミ関係に対し隠すことなく、オープンに喋ってしまう彼。 遠征先では、ジュエリーショップで買い物をする彼に、「誰にあげるんですか?」という質問に、「彼女にです」とキッパリ言い切る素直さ。 楽しそうに表情を滑る彼が、今シーズンはもうひと枠飛躍して欲しいな。 そして次のオリンピックには、浅田真央ちゃんとともに金メダルを獲って欲しいぞ。
2006.12.01