■「ギャボー!」■ 上野樹里
JTたばこ産業の「Meet your delight」のCMが印象に残っている。 父親がリストラされて職探しをしていて、弟は部屋に引きこもり、本人は不登校という女子高生役だった。 母親だけは元気に生活していて、何本かシリーズ展開されたCM。 暗い設定なのに、家族の愛情が伝わる内容で好きだった。 彼女の顔は、それほどインパクトがあるわけじゃなく、似顔絵にするのも難しかった。 そんな彼女だから、ドラマでの印象が薄く、あまり覚えているものが少ない。 例えばキムタク主演の『エンジン』では、原田芳雄が経営する養護施設で生活する子供たちのひとりだったけど、ほとんど印象に残っていない。 彼女の存在が光っていたのは、なんといっても『スゥイング・ガールズ』だ。 「なんか、いぐねぇ」という東北弁で、ラストには見事なスゥイング・ジャズを披露するまでに成長する姿は、感動的だった。 今回の”月9”『のだめカンタービレ』の主演抜擢は、彼女にとって飛躍のためのステップになるだろう。 ぼくの周りでも、「マンガとイメージがピッタリ」と、かなり話題になっている。 彼女の”のだめ”は、しゃべり方が『Dr.スランプ』のアラレちゃんみたいな感じがする。 「ギャボー!」とか「ほよ」とか、擬音を声に出すのも似ているように感じるなぁ。 |
2006.11.01 |
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