■スタイル抜群のCANCAMモデル■  山田 優 

メディアへの登場回数が増えてくるまでは、人の特徴って捉えにくいので、彼女を初めて見た時も、「ちょっと篠原涼子に似てるか?」という印象だった。 確か『カバチタレ』で、常盤貴子と山下智久が暮らすアパートの隣の住人で、競売物件に手を出す夫婦の娘役。 ダンサーを夢みる彼女に、常盤貴子が応援するという第2話が、彼女を見た最初だった。 それ以来、数々のCMで見かけるようになったので、篠原涼子との特徴の違いもハッキリしてきた。 人相学で”印堂(いんどう)”とか”山根(さんこん)と呼ばれる、眉毛と眉毛の間の部分の感覚が広いのが篠原涼子で、山田優は狭くなっている。 鼻翼も若干、山田優の方が狭くて、鼻先も尖った印象がある。 9月2日公開の映画『アキハバラ@DEEP』で成宮寛貴と主演している彼女。 エキストラ出演した映画でもあったので、「これは描いておかないと」と急遽、似顔絵を描くことにした。 でも彼女の髪形は、この映画の中ではストレートだったり、ポニーテールだったりなので、CMなどで見る彼女の印象とは、ちょっと違っている。 似顔絵において髪形というのは重要な要素で、大きく印象が変わってしまうから難しい。 パーティー・シーンで、ぼくはグリーンのベストを着たボーイ役だったんだけど、成宮くんと荒川良々さんに、料理の皿を手渡す役だった。 カットされていなければ、写っている可能性大。 成宮くんが汚した皿を拭いて上げたら、横にいた山田優がぼくに「すいません」と言ってくれた。 映画初主演と言うことで張り切っていたのか、元々の彼女の性格なのか、気さくな感じの良い人だった。
2006.9.01

■ちょっとヤンチャな若手俳優■  成宮寛貴

顔が個性的な人で、一度見たら忘れない顔だと思った。 「フジテレビ・ヤングシナリオ大賞」の作品は、以前からオンエアを楽しみにして、毎回録画してきた。 第14回の大賞作品『オカンは宇宙を支配する』の主演が彼だった。 余貴美子さんが母親役のコメディ作品で、後に『ごくせん』で再共演することになる、脇知弘くんと一緒に出演していた。 同時期くらいのケータイ(ボーダフォン?)のCMも印象に残っている。 夜の遊園地、観覧車のデジタル時計が「0:00」になった瞬間に、その映像が女の子のケータイに届き、「○○子、誕生日おめでとう!」というものだったように記憶している。 彼の存在が大きく注目されだしたと思うのは、上戸彩主演のドラマ『高校教師』じゃないかな。 ソニンを騙して付き合う、ダークな役柄が印象的だった。 そして記憶に新しいのが、ドラマ版の『いま、会いにゆきます』の演技。 物静かで抑えた演技が、同年代の男の子とは違う性格を上手く出していて、切なさが伝わってきた。 エキストラの仕事で、目の前にした本人は、ちょっとヤンチャな感じの”少年”という印象。 ぼくらがボーイの衣装に着替えているところに、山田優と一緒に「おはようございまーす!」と元気よく入ってきた彼を、初めは誰だか判らなかった。 衣装さんやメイクさんに冗談を言ったりして、自由奔放で茶目っ気ある振る舞いの彼を見ていて、「あ、彼が成宮くんかぁ」と理解した。 彼の顔の特徴は目が月のように弓形になるところと、口が猿のように独特のカーブを描くところだと思う。 『アキハバラ@DEEP』では、吃音症のリーダー、”ページくん”という役柄なんだけど、撮影中はどもるセリフを誇張し過ぎて、スタッフから失笑を買っていた。
2006.9.01